
ふわり…と浮かんだ気球は、すい~っ…と一気に高度を上げ、乗客を空へと運んでいく。わたしは、一瞬足がすくんでしまって、籠のふちをがっちりと掴み、それでも、恐る恐る下を覗いてみると、もうすぐ出発しようとしている気球の姿が、どんどん小さくなって、あっという間に硬貨くらいの大きさになってしまった。
時刻は6時少し過ぎ…。朝もやの遥か上空を、日の出を待ちながら、
ゆっくりお散歩です…♪
朝早くの冷たくピンと張りつめたような空気、
どこまでも続くかと思われる森と草原、
遠くには、2番手以降の気球が、ふわり、ふわり…。
わたしは、今、違う世界からこの景色を観ているんじゃないかしら?
遠い…どこか聖なる場所から…。
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