春風のうた by 綾乃 ♪

お元気…ですか?
頬をなでる…ふわり、とした風が
何とも心地よい…そんな季節にはじめた日記です。

氷上の美

2006年12月28日 | Art, Book

フィギアスケートのシーズン…。
ショパンのピアノ曲ノクターンのやわらかな調べがはじまると
何をやっていてもテレビの前に釘付けになってしまう。

まだ16歳…あどけない表情が残る浅田真央が銀盤の上で魅せる舞は、
ジャンプもステップも…すべてがそれはそれはしなやかで、
春の妖精が、さらさらとそよぐ風の間を縫っていくよう…。

身長がぐんと伸びてジャンプの重心や眼の高さもかわり、
それに対応するのに苦労しているということだけれど、
そんなことを微塵も感じさせず、
手の先から足先まで神経が行き届き、高度な技も簡単に見えてしまうほど。

ショートプログラム。あっという間の2分50秒。
彼女がひたむきに「ノーミス・完璧な」演技を目指す姿に…心打たれるのでした。

☆花に例えるなら…安藤美姫は深紅の薔薇、浅田真央はピンクのスイトピー☆
☆フィギアスケートとか器械体操とか…、体で表現される美しさに魅かれる☆

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小さな置き物

2006年12月25日 | 日々の雑感

 「大丈夫って言ってみる
 つらくて悲しいそんな日は
 大丈夫って言ってみる」

 「カメ…ひっくりかえる
 もがいても もがいても
 起き上がれない時がある
 ひとりじゃムリな時がある
 その際はヨロシク」

丁度パソコンを90度に開いた形の、一辺3~4cm大の小さな土台がふたつ。
その上に、これまた小さな、一方はおそらくネコ、
もうひとつはカメがちょこんと載っている。
そして、それぞれの土台の背の部分には、上の言葉が彫り込まれ…。

もうずいぶん前、かなり落ち込んでいたとき、
同僚がぶっきらぼうな感じで、ポン!とくれたのがこれだった。
以来、机の上のカレンダーの隣が定位置になっている。

今日、会社の大掃除…。
改めて、そのふたつを手に取り、1年間の汚れをふき取った。
来年も何かのときはよろしく…と思いながら。

☆掃除が好き。「ねえさん(会社での呼び名)、仕事してるときより
 生き生きしてるよ」…だと
?☆




 

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1枚の年賀状

2006年12月22日 | 日々の雑感

今年も残すところあと1週間となり…、
仕事も家事もプライベートも何かとせわしなく、一方で、
この1年はどうだったか…とゆっくり思い返す、複雑な時間が過ぎていく…。

そんな中、年賀状の宛名を書く時間は、とても好きな時間。
年賀状だけでなく、手紙や葉書でもそうなのだけど…。


その方の顔を ぽわん と思い浮かべ…、しば
らく会っていない方は、
どうしているかしら?お元気かな?とあれこれ想像したり…、
ああ、この人とはどこどこに行ったなあ、こんな話をしたなあ…とか、
そういえばあの人こんな名前だった、素敵な字だわ…とか、
そうか、○○さんは△△に住んでいるんだよね…とか。
                                                       
そこに書かれるのは、その方だけが持つ”もの”だからなのだろうか、
メッセージのある面も大切だけど…、
それとは違う大切がのっかっている気がする。

手書きするから手にできる時間…。
1枚の宛名書きに費やせる時間は知れたものだけれど、
どんなに筆書体に似せたパソコンの文字であってもその字よりは、
「何か」…が伝わりますように…と思うのでした。

☆ぽっかりと空いた金曜日…今日は年賀状を書こう☆

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やさしい男の子

2006年12月19日 | Art, Book

地元の駅に設けられているエレベーター。使ったり使わなかったりは、その時々のタイミング。
今日は、ちょうど良いタイミングだったので、扉が開くのを待っていた。

すると、小学生らしき男の子2人がケラケラの笑顔で
乗っているのが扉のガラスから見えた。
「いい顔してるなあ…」と、私もつられるように微笑んでしまう。

そして扉が開くと、背の小さなちょっと太り気味の男の子は
一方の友達が降りても、そのままジッと扉の横で立っている。
 「どうぞ…」 
そう、彼は照れくさそうに「開」のボタンを押したまま、
私が乗るのを待っていてくれたのだ。

さっき緩んだ私の顔は、嬉しさいっぱいの笑顔になり 「ありがとう!」
彼らは、タタタタ…と駆け足で行ってしまったけど、
こんな些細な出来事が、寒く暗い帰り道、私の心をポカポカにしてくれた。

☆今日の男の子を思わせるような(?)サンタクロース☆

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ファーストシューズ

2006年12月15日 | Art, Book

沖縄に住む友人に双子の女の子が産まれて数ヵ月…。
いつかこのblogに登場した高校時代の「愉快な仲間」の一人だ。
移り住んでからの数年間、遠い地で生活しながらも、
それまでと変わらない優しい心遣いに幾度となく癒された…。

そんな彼女への出産祝いは…「ファーストシューズ」。
百貨店のベビーフロアの、生後間もない赤ちゃんの服や雑貨が
置いてある売り場は、やわらかな雰囲気に包まれている。
それはきっと、白やパステルカラーの優しい色あいと

素材もふわりとした感触のものに囲まれているから…と思う。

どれをとっても可愛いとしか言いようのないものを手に、
友人達とあれこれと悩み、これを身に着けた双子ちゃんを想像すると、
いつの間にかほんわかした気持ちになっていた…。

サイズ12.5cm。真っ白な白い靴の甲のあたりに、
パステルカラーの、ひとつはピンク、ひとつはブルーの刺繍がほどこされた
「ファーストシューズ」。
初めて履くのは、おそらく来年の晩夏…、
沖縄はまだ太陽もまぶしく暑い頃だろうけれど、
彼女たちにとって大切な記念の品となりますように…。

☆新宿高島屋のショーウィンドにて。
 クマのぬいぐるみでできたクリスマスツリー☆




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夏色

2006年12月13日 | 日々の雑感

先日友人との帰り道、カラー診断の話になった。
何でも彼女は、ついこの間その専門家に診てもらったところ、
「春」色と診断されたのに、持っていた服はことごとく「冬」色ばかりだったとか。
「春」のイメージと言われれば、なるほど…と思う肌の白さと、
身のこなしや話し方などに、どこか軽やかな雰囲気を漂わせている。

そういえば、私も10年ほど前に同じ体験をしていた。
ひとつの季節に対し数十枚もあるカラーシートを顎の下にあて、
どの色が、顔に透明感が出るか?瞳が生き生きしているか?
シミやくすみが目立たないか?など複数の項目を診ていくというもの。
私は確か…「夏」色だった。
詳細な診断内容はほとんど覚えていないけれど、調べてみたら…。

「夏の強い日差しが海に反射して白っぽく霞んだ浜辺の風景のイメージ。
青みのある色で、白っぽくパウダリーで柔らかな色や中間色が似合う。
爽やかなパステルカラーでフェミニンでソフトなイメージ、
洗練されたクールでグレイッシュな色でシックな雰囲気…など、
いずれもペールをかけたようなソフトな色」

当時は、雑誌やテレビで血液型占いなどを見るときと同じように、
人間の複雑な肌の色合いを、たった4つの季節の型に分類できるのかな?

と思っていたけれど…、それぞれの季節は、始め・盛り・終焉…と、
そして毎年同じ春・夏・秋・冬であることはなく…。
さらに、その季節ならではの花・緑・水・土…といった

数え切れないほどの自然や事象がある。…だから、それらをイメージ
したカラーシートとどこかしらで重なる部分があるのだろうか。

私が一番好きな「ブルーグレー」も夏色。
この色だからと特別意識して買っていたわけではないのに、
やっぱり好きだから手がのびるのか、夏の服などそれこそこの色や
ブルー系統ばかり持っていて、また今日もか…と飽きてしまうほど…。
そういえば、このblogのテンプレートもおそらく夏色…と思う☆

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緊張の出会い

2006年12月10日 | 日々の雑感

「湯桶」と描かれた札がついていた、いわゆる洗面器。
ゆるやかな楕円の口、底が小さい割にはかなり長めの角度が浅い側面をした優しい形と、
そして柔らかな色が、敢えて「湯桶」と呼ばせようとしたのかも…と思う。

今日会った
会社の元同期から、誕生日のプレゼントとして
お揃いの色の、これは「バススツール」という札がついていた
風呂用の椅子と共にいただいたもの。

それぞれの道を歩みはじめてからかれこれ十数年。
それぞれの誕生日を祝って、もうどれくらい集まっただろう。
何でも話せ、何でも言いあえる関係は、何にも替えがたく…。

会社時代だけでなく、学生時代の、バイト時代の、また、色々な集いで
知り合って、今は心を許せる間柄となった人と楽しい時間を過ごした後、
ぼんやりと思い出すことがある。彼女たちとの出会いの場面だ。
お互いを何も知らないという状態で、ピンと張り詰めたような空気の中、
 どんな人なんだろう?
 仲良くやっていけるかな?
 自分は受け入れてもらえるかしら?
 これからどう関わっていけるだろう?
…などと、あれこれ考えてしまうとき。

そんな風に、当時はもがきにも似た感情を抱えていても、
今、こうして穏やかに語り合える時間がある。
私にとっての時間は無限ではないけれど、何事も焦ることはない…。
そんなゆったりとした気持ちになれる、
とても短いけれど大切な思い出です。

☆KEYUCA DESIGNの「湯桶」。品良く光っています☆

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お酒のつまみ・ご飯のおかず

2006年12月07日 | おいしいモノ・店

「今日は何にしようかしら…。」
料理をすることは、かなり好きな部類に入るけれど、
最近レパートリーがとんと増えず(増やそうとしてないだけ…?)、
仕事帰りのスーパーで頭を悩ますことが多い。

友人のなかには、休日に作り置きをして、タッパーに詰めたり、
冷凍したりして、平日の料理にかける時間を極力省いている人もいる。
(ま、お惣菜を買って帰ってしまうのが、一番手っ取り早いのでしょうが)
でも、わたしは、いつ残業になるか?いつ急な飲み会になるか?
分からないしなあ…と思うと、どうも作り置きができずにいて、
日々、帰りに冷蔵庫に今残っているものを一所懸命思い浮かべ、
(これがなかなか難しくて、後で「これあったんだ!
」と嘆くこと数知れず)
目の前の素材と相談しながらメニューを決めていく…。

…で、今日はとても簡単だけどかなり美味しいモノができたのでご紹介♪
使ったのは、やりいかの刺身用。
腸(わた)と骨をかなり緊張しながら丁寧に取り除き、眼とくちばしもカット
したら(この時、わたしは極力眼を合わせないよう努力する…)、
胴を5mm程度の輪切りにし、足は好きな本数に分ける。
あとは、適当な量の酒・みりん、そして、さっき丁寧に取り除いたわたを、
それを包んでいた薄皮からにゅるっと絞り出して加えて炒めるだけ。

思わず「いい匂い~」と頬が緩んでしまうほどの、醤油で炒めた時よりも
深い香りが漂い、お酒のつまみとしてだけでなく、
ご飯も何杯も進んでしまいそう…。
これは、お気に入り料理として、レパートリーにしっかりと加わりました。

☆旬はとっくに過ぎてしまったけれど、秋刀魚の炊込みご飯も格別です☆





 

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シャネルNo.19

2006年12月02日 | 日々の雑感

いわゆる海外ブランドものにはあまり興味がないわたしだけれど、
ひとつだけ、これだけは身に着けていたい…というものがある。「シャネルNo.19」の香りだ。

ココ・シャネルが、住まいとしていたパリ・ホテルリッツで亡くなる1年前、
彼女の誕生日である8/19にちなんで創られたという香り…。

初めてこの香りを知ったのはいつだったのか…、
その経緯も時も忘れてしまっているし、
友人からは、「え?5番じゃなくて、19番なの?」と
不思議がられたこともある。
でも、他の香りを手にしたとしても、やはりこれに戻ってしまう。

甘くエレガントな香りではない。
かといって、さっぱりという形容が似合うような爽やかな香りでもない。
しばらく乾いた日が続いた後、
まだ芽吹いたばかりの葉をたくさんつけた樹に雨が降りそそぎ、
その水分を一気に吸い、それがパッと空中に放たれたような…。
少しだけ、ちょっとだけ薬っぽいような、いやヘアトニックのような
匂いも含み、誰もが一様に「好き」とは思わないだろう独特の香り。

ちなみに、通販でのシャネルNo.19のPRコピーは…、
 「グリーンノートのエレガントな爽やかさにアイリス、ヒヤシンス、
 ローズの気高さを加え、清々しい上品な大人の女性を思わせる
 フレッシュグリーンの香り」
あら…わたしってこんな素敵な女性だったのかしら?
(いえいえ、商品のコピーですよ)

朝自宅を出る前、お昼休みの後、ちょっと疲れたかな…と思った時、
手首と首筋に、少しだけ…ほのかに香る程度につけると、
気分はリフレッシュされる。そんな、なくてはならない香りです。

☆フェルトでできたツリーと一緒に…☆

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エレベータの音

2006年12月01日 | 日々の雑感

会社での些細な出来事…。
ある時、自分のフロアに戻ろうと「上り」の
エレベータを待っていた。
その隣には、これから営業に出ようと「下り」のエレベータを待っている人がいる。

何を考えるわけでもなく、あの、休め…の姿勢で、
エレベータの位置を知らせるランプの光をただ目で追っていた。
「来た来た」…上りのエレベータが近づいてそう思ってから僅か数秒後、
「ティントン!」「ティントン!」と上りと下り…
二つの音がぴったりと重なった時、え?と思った。
これまでエレベータの音なんて、お知らせの合図として以外に
気にかけるなんてことはなかったから…、
それにこんなにぴったりと重なる場に居合わせたことはなかったから…、
二つの音が「違う」ということに気付かなかった。

上りの「ティントン!」は、トンの部分が右上に弧を描く矢印のようで、
下りの「ティントン!」は、トンの部分が右下に弧を描く矢印のよう。
より軽やかで気分も「るん!」という感じの音と、
それと比べると、ちょっと淋しげで「シュン…」という感じの音。
あるいは、「どうぞ乗ってください♪」と招き入れてくれるような音と、
それと比べると、「あら?乗るの?」と何となく拒まれるような音。

きっと、どのエレベータも、目の不自由な方を想って、
上りと下り、二つの音は違い、業界では当たり前のことなのだろう。
だけど、わたしにとっては何か大きな発見でもしたかのように、
しばらくの間「そうだったのか…」と感心させられてしまったのでした。

☆東京タワーの周りもクリスマスバージョン。
 
先週末に招かれた結婚式の帰りにパチリ☆







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