「そんなんじゃ集中できないでしょ!」
「うっせーなー。お母さんが勉強する訳じゃないんだから!」
音楽ならまだしも、お笑いやらYouTuberやらだから、ペンを持つ手も止まり、きっと脳内も動画に引き寄せられ…ゲラゲラウフウフ笑っている。
テスト前でも関係ない。
えーい、本人が困るだけ!
と執着しそうになるのを追い払おうとしてもついつい気になってしまう。
部屋がないのも、ひとりっ子であることもその一因なのかもしれないけれど
、このイライラは如何ともしがたい。
そんなある日、彼女はある新聞記事を突き付けてきた。
『親としての「めがね」をはずしてみませんか?』
▲朝日中高生新聞
決して剥がされないよう机の本棚にしっかり貼られた切り抜きは、彼女の、無言の訴えだ。
ウッときた。心が刺されたような気がした。
以来、私はどうなっているかって?
なかなか達観はできず、行きつ戻りつの日々であります。
☆ミルフィーユにゾクゾク!@城ヶ島☆