出張のお土産…といえば、
会社で同僚がどこかを取材した折に買ってきてくれるお菓子…が定番で楽しみだった。
でも、退職してからは、当然その楽しみはなくなった。
…と思っていたら、ある夕方、
「今、三島。今日は桜海老を買いました」という出張帰りのメール。
珍しい。いつもは、帰り際はバタバタしてるからとか、何だかんだ言って、
ごく稀～にしかお土産なんて買ってこないのに…。
子供と一緒に生活し始めてから近所しか出かけていない状態で
ウツウツとしていた私はそのメールがとっても嬉しく、
「きゃ～っ、こういうお土産ってすごく嬉しい～！…」と、
次の出張でも何かを買ってきて欲しい気持ちをしっかり込めて返信したのだった。
うふふ…、私の思惑は当たり、
仙台では、牛タンの塩焼き、
福岡では、長浜ラーメン、
またの三島では、釜揚げシラス、
…と、出張のたび必ずお土産を携えて帰るようになり…♪
そして、次は何かなぁ…と楽しみにするのでありました。
☆今日は桜海老どっさりの釜飯です…あ～っ、写真撮り忘れた☆
勤めていたときは週末だけだったから感じなかったけれど、
平日も朝・昼・夕食を準備するのって…あ～、面倒。
わが家は自宅の一室を仕事場にしてるので、その三度の食事がいつも二人だから…。
特にランチなんて朝食をすませてちょっと家事して、子供の相手をしていると、
「ええええっ！もうこんな時間っ！？」と毎日うんざりしてしまう。
面倒…と思うと、イライラが募り、そんな気持ちは当然振る舞いに現れる。
しかし、それを気づかぬ振りをして、ふわ～っとかわす人、約１名。
これ、逆の立場だったら「なんでそんな顔してんのよっ！」って言われても仕方がない。
でも、いつも、ふわ～り、の～んびりを醸し出していて、
こちらも救われることが多い…と思う。
そんなこんな、ランチ時になるとイライラするのはバカらしい。
どうせなら、麺モノ、丼モノ…といったワンプレート、ワンボウルを楽しもっかなぁ～
と思い始めた。うんうん、これっていいかも…♪なんてウキウキしていたら、
化粧品パンフレットのあるコラムに、まったく同じような、そう、
料理を・食事を楽しみましょう。○○を作らなきゃ！ではなくて、
ワンプレート、ワンボウルでオッケーと思えば、気楽になる…。
といったようなことが掲載されていたので、ちょっぴり嬉しくなりました。
☆でも、ランチは今もワンプレート、ワンボウルなんですけどね。
やはり気持ちの問題か…☆
しばらく実家にいたときのこと。
母がお風呂上りに化粧水をパシャパシャつけていた。
どちらかといえば毛深いほうで、髪の毛も濃く、眉毛も太い。
ファンデーションをつけても、うぶ毛のせいか映えない感じ。
そうだ！あれを使ってうぶ毛を剃って、まゆも揃えてみたらどうかしら？
私が愛用しているNationalの「Feerie（フェリエ）」。
しっかり実家にも持ってきた。
最初は「え～～？何これ？キレイになるのかしら？」と半信半疑だった母。
が、使い始めると夢中になり…そして10分後、
「わぁぁぁ、キレイ（自分で言うな）。いいわね～コレ」と今度は感動する母。
そう、娘の私が見ても明らかに使用前後で違う！！
無口な父でさえ「おお～っ！？なんか違うね～」と驚きの声。
両親のはしゃぎように思わず「じゃ、あとでプレゼントするよ♪」と言ってしまいました。
☆うぶ毛を剃るだけでなく、付属のキッドを使って
眉毛もお好みの長さにそろえることができまーす☆
ポストを開けてみると、後輩からの贈り物が入っていた。
それは一冊の本。
やさしい色使いのほんわかしたイラストが添えられたその本は、
子供たちの体内記憶を綴ったものだった。
なぜ、どうやってお父さん、お母さんのところにきたのか…。
胎内はどんな感じだったのか…。
子供たちが語った記憶の一つひとつが、
私の心に染み入って、気がつくと涙で文字がかすんでいた。
そして、今しかないこの時間をもっと大切にしよう…と思うのでした。
☆心が疲れてしまった時、いえいえ、ハッピーな時も、また開きます☆
10ヶ月と少し、小さな小さな旅を、静かに静かに、
くるりくるりと回りながら…続けてきた。
そして、この夏、その小さな小さな旅は終わりのときを迎え、
未知の世界へと一歩を踏み出した。
感じたことのない光、音、空気…。
小さな命が、新しい何か…を必死でつかもうとしている。
その姿を部屋の明かりが後光のように映し出している。
あふれ出る涙はとどまることなく…、
そんな中、私は確信したのだった。
これから先、何があってもこの瞬間に立ち返れば、
乗り越えられる…と。
☆この夏、母となりました☆
