友だちから面白いよとすすめられて
娘は重松清の小説をよく読んでいる。
私も何度か娘にオススメされたのだけれど、
読まずに1年近くも経っただろうか。
先日電車で手持ちぶさたになりそうだったので、
ちょっと拝借。
そうしたら、このままずっと乗っていたいと
思うほどおもしろくて、
そして最後は人目もはばからず、
ポロポロと泣けてしまった。
『くちぶえ番長』…読書の秋にぜひ♪
☆「しげきよ、全部読みたいね~」私。
「うん、うん、うん!」娘☆
アレルギーやそれに伴う疾患で、
数種類の薬を常用している。
身体によくないよなあ…と思い、
勝手に減らして悪化したこともあって、
なかなか先生にNOとも言えない。
そんな時手に取った
『薬をやめれば病気は治る-岡本 裕-』。
バラバラッと斜め読みで終えてしまったけれど、
薬うんぬんではないところで手が止まった。
"MUSTの生き方からWANTの生き方に変えると、
やはりストレス負荷は軽くなるようで、
その効果はてきめんだった"…と。
なるほど…ですね。
☆薬の減量、リベンジ~!☆
今週、週刊朝日の新刊本の紹介欄に出ていた
『伝えることから始めよう-高田 明-』。
インタビューも載っていて、
その中の一文が心に残った。
"過去にとらわれず、未来に翻弄されず、
今を一生懸命生きれば、自ずと課題が見えてくる"…と。
本書でも繰り返し"今を生きる"姿勢が語られているらしい。
私に要ること…それはこの気持ちなんだと思う。
それなりに時を重ねて、
それなりに色々な経験をして、
だから感じられる。
歳をとるのは悪くないもの…
そう、いいものです。
☆国立科学博物館で一番印象に残ったのは
「江戸時代の女性のミイラ」by娘☆
本を読んでいて、
時々ストンと腑に落ちる時がある。
ああ、そうだったんだ。
もう大丈夫かも…。
霧がパーッと晴れたようになる。
けれど、それは長く続かないことが多い。
いつもの生活に戻ると、
また悶々とした何かにつつかれる。
でも、それでいいのかも知れない。
進んで戻って…また…その繰り返しで。
昨日読み終えた本でも"!"がありました。
『鳥たち-吉本ばなな-』
-自分が自分自身の中にすっぽり収まっている人はいる。
まるで時間の流れがその人に味方しているように優雅に見える人。
私はどんなに時間がかかっても、
そういうものを目指している。
☆私もこういう人になりたい…いつか☆
この頃は本を読んでもここに記さなくなった。
非公開でメモするだけだ。
文章にすると本の内容に引きずられ、
どうも自分の日記ではないようで
しっくりこなくて…。
けれど昨日読み終えた
『カーテンコール-川島なお美・鎧塚俊彦-』の
一節は何度も何度も目で追ってしまった。
-女房が身をもって教えてくれたのは
「どれだけ長く生きたかではなく、
どのように生きたか」の大切さです。
長く歩んできた道も今の状況も
憂いてばかりいる人と接した後だっただけに、
余計響いたのかもしれない。
一度きりの人生…
悔いのない時間を贈りたいものです。
☆はまりそうなもの…まどみちおの詩☆
「私は、"いつか"は無いと思っているんだよね。
だから、"今"できることはとにかくやろうと思ってる」
私はわたしではなく学生時代の友人。
去年会うたびに…と言っていいほど
口にしていた言葉だ。
その頃身体が不調にあった私は、
『もし〇〇(悪い病)だったら…』と
マイナスの未来を憂いて
彼女の言葉がピンとこなかった。
けれど、全く繋がりのないような2冊の本によって、
目の前がパーッと拓けた感じになった。
"今"に向き合えばいい。
今、そう素直に思えるようになったのです。
☆その2冊の本は…
『ウォーク・イン・クローゼット-綿矢りさ-』に
おさめられている"いなか、の、すとーかー"と
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。-佐々木典士-』☆
寒くなってきて身体がガチガチ、
痛い所も心なしか増えているようで、
うーん、今日はココか。
とか、
え~っ、膝はやめてよね。
とか、
どこかしらさすっている気がする。
そんな時、私が頼りにしているのが、
レンジでチンしたアッツ熱のタオル。
ちょうど去年の今頃だったか、
身体の不調で悩んでいた時に、
何か…何でもすがりたい!一心で
平積みされていた本から選んだ
『たった5分で体が変わる すごい熱刺激-井本邦昭-』
のやり方だ。
タオルを適当な大きさにたたみ、
搾りすぎずゆるすぎず水を含ませ温める。
そして患部にジワーッ。
冷めたらまた温め、ジワーッ。
すると、あれ?さっきまで違和感のあった
腰や膝や指や股関節やらが痛くない。
かれこれ1年、
患部だけでなく首筋やお腹に当てると
身体がホワンとして落ち着くのでした。
☆娘もやってみた。
「アッツ、あっつ、ダメ!」☆
いつだったか娘の好きなTV番組『嵐にしやがれ』に
開脚の女王Eikoさんが出ていて、
ニノの身体を1時間でこんなに!
というほどに柔らかくしていた。
ニノが大好きで身体の硬い娘は
「私もやりたい~!録画絶対消さないでね!」
ところが、ああ、またやってしまった。
機械的にピッピッと消去してしまったのだ。
ちょっと後ろめたくなって、数日後、
『どんなに体がかたい人でも
ベターッとできるようになるすごい方法-Eiko-』
を買った。
柔軟な私はともかく、
子供とは思えないかたさの娘が
本当に1ヶ月でベターッとなるのかしらん?
けれど毎日のストレッチは
思っていたよりずっと簡単で、
これなら続けられるかも…という内容。
さて、あれからおよそ3週間、
「あ、昨日やるの忘れちゃったね」
という日もあるけれど、
地道に続いている。
いつかベターッとなる姿を夢見て…。
☆昨日の帰り道に…☆
この前読んだ本の巻末に載っていた
『人間にとって成熟とは何か-曽野綾子-』。
この頃の自分が少し嫌いになっていて、
何かのヒントになるんじゃないか…
そんな思いで手に取った。
でも、途中から飛ばし読み。
各章のタイトルと小見出しで足りるのでは?
などと感じてしまった。
そんな中で印象に残ったのは、
"品を保つということは、自分を失わずに、
誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、
相手と同感するところと、
拒否すべき点とを明確に見極め、
その中にあって決して流されないこと。
この姿勢を保つには、その人自身が、
川の流れの中に立つ杭のようでなければならない"…
というくだり。それから、
"一人でいること、と、
人と共に在ること、とは、
どちらも輝くような時間"…
というところも。
強く、しなやかに生きていきたい。
☆この手の本はしばらくいい…かな☆
一昨年体調を崩してから
食生活や運動、睡眠に
一層気をつかうようになった。
健康体だった私にとって、
他の人だったら日常感じているかもしれない不調も
とても憂鬱なものだったから…。
今はあの頃がまさに"嘘のよう"に元気になり、
それだけにちょっとしたイレギュラーに
敏感になる…ん?同じことの繰り返しか?
そんな時手に取ったのが
『50歳を超えても30代に見える生き方-南雲吉則-』。
数年前テレビでもよく目にしていたけれど、
私には関係ないとスルーしていた。
でも、今は…そうそう、うんうんと頷きながら
ページをめくっている。
-健康とは数値や病名ではなく、
その人の行いと心の正しさである。
-実年齢に関わりなく、年を取っても夢を持ち、
生きていることに感謝し、
毎日を喜んで生きている人は、
若々しく見えるはずである。
-私が考える心のアンチエイジングとは、
少々大げさに聞こえるかもしれないが、
「死を覚悟して生きる」ことで
初めて得られるものである。
-「完全栄養=丸ごと食べる」
-意外に思うかもしれないが、
冷えるからといって厚着をしたり、
暖かい部屋で過ごしたりするほど、
冷えは進んでしまうものである。
-「ほどほどの幸せ」が私たちに与えられた
幸福の量であると受け止められれば、
まわりの出来事にあまり振り回されなくなる。
-朝一杯の濃いめのゴボウ茶
☆ゴボウ茶…一時流行っていたなあ☆