春風のうた by 綾乃 ♪

お元気…ですか?
頬をなでる…ふわり、とした風が
何とも心地よい…そんな季節にはじめた日記です。

一に体力、二に体力...

2022年11月24日 | 日々の雑感
整体に通うようになって、隣駅まで歩くことが多くなった。
整体院はその駅から徒歩5分ぶんわが家寄りだから、だったら散歩がてら行ってしまおうという訳だ。
といっても、決して近いわけではなく30分は歩くのだけれど...。

桜並木のその道は、車もあまり通らないし住宅街ということもあってか、ランニングしたりウォーキングしている人も多い。もちろん、買い物がてら...の人もいる。

スタスタスタタ...私の横を背丈が同じ位の女性がテンポよく追い抜いていく。ゆったリとしたスカート姿からは想像できない軽快さだ。
彼女についていこうとすると、息があがる...とまではないけれど、一所懸命に足を出さなければ追いつかない感じだ。
そう言えば娘と歩いていても、
「おかーさん、遅い~」
と振り返っては急かされてばかりだっけ。

「これは、まずい...」

前の日に新聞で目にした服飾研究家・深井晃子氏のコラムを思い出す。それは、

(私の)『標語は「1に体力、2に体力、34がなくて、5に体力」となった』

というもの。そうだ、体力がなければ知力を養うこともできない。
身体を創ること...食べる・眠る・動かす...を意識していこう!と改めて思うのでした。

☆春には桜で彩られる♬.*゚☆

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Happy Birthday♬.*゚

2022年11月19日 | 日々の雑感
誕生日には、プレゼントよりもケーキよりもカードが...言葉が欲しい。
そんな感じだから、聞くのもどうなの?と思いつつ娘に訊ねてしまう。

「ねーねー、カード買った?」
「え?それ聞く?」

そうだよねぇ...聞く?だよねぇ。
けれど、今年は主(あるじ)も娘も時間に追われ、買うことも作ることもできないらしい。だったら無くてもいいか...とはいかない。だって言葉が欲しいから。

そんな訳で、私は主(あるじ)には内緒で自らカードを選び、さも娘が買ったように仕向け、その日を迎えた。

「おかーさん、お誕生日おめでとう~♬.*゚」

ふふふ...どんなデザインか知っていても、やっぱり手書きの、私のためだけに綴られた言葉は嬉しくて、こうして元気に過ごせることの奇跡をありがたく思う。

ああ、平々凡々の毎日をつつがなく“贈る”ことができる幸せが、貴方にも訪れていますように...。

☆今年はカードも、プレゼントも、ケーキも自分で手配‎💦☆


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子離れ

2022年11月17日 | こどものコト
夏バテか秋バテか...とにかく夏の終わり頃から身体が妙にだるくて、
けれど家事や仕事に支障が出るわけでもないからなんとなくずっと放っておいた。

そう言えば整体もごふさたしちゃってるなぁ。こんな体調の時に通っていた所はアクセスがいまひとつで足が遠のいている。

「ポチッ」

スマホで検索してみると、もっと近くに知らなかった整体院がヒットした。
讃えるばかりのクチコミに少し疑問を感じたけれど、えいやっとお試しを体験。
通院するとなると、お試し料金とは打って変わってこんなに!と思うほど高い料金を示され一瞬たじろいだが、施術してもらった時の、この整体師さんはいいかも...という根拠のない直感を信じてクレジットカードを差し込んだ。

昨日、その3回目。
何を施されても、硬いですねぇ、入らないですねぇ、うーん...自律神経失調かな...などなどのネガティブな言葉にちょっとうんざりし、食事?睡眠?姿勢?と対処しなければならないであろう言葉を投げかける。

「ま、そのうちよくなってくか」

もう考えるのはやめて委ねよう...そう思った時に聞かれた。子供のことを。娘との関係を...。
何でも話せる母娘、私がいるからストレス解消できると娘はよく口にする。
勉強に踏み込みすぎる私の言動のことはなぜだか言えず、良好な関係だとボソボソッと伝えた。

「悩んでること、迷ってること...は?」

だから...、あ、子供より自分の仕事だわ。これが私の仕事です!というモノがない。結婚してもしなくても、子供がいてもいなくても、私の真ん中に仕事が欲しかった。今の仕事は嫌いじゃない。でも...、
職人になれば大成したんじゃないか、
あのまま総合職で退職しなければよかったんじゃないか、
いや、辞めた後の数十年、何かに突き進めたんじゃないか...。

「不調の原因は仕事...じゃないですね」

そう断言すると、仰向けになった私に腕を力一杯天井に突き上げさせ、
「仕事!」
と言いながら、その腕を振り下ろそうと力を加えられる。
「💢💢」
動かない。そして、
「娘!」と言いながらおなじことをされる。
「~~」
え?うそ...コテンと下がった。
何度やっても同じ。力の加減も同じ。
キツネにつままれたような感じ。

「娘さんとの関係...ですね」

試されている時、
あぁ、そうなんだ、子離れしなきゃ、放っておかなきゃ...いろんな思いがぐるぐるして、蓋をしていた気持ちがわぁっと溢れ出て、先生と向き合って話し始めたらなぜだか涙もあふれてきて...。

「気づきましたね。放っておいていいんだと思いますよ」

何度そう思っただろう。
何度娘に宣言しただろう。
「もうお母さん何も言わないから」
スマホに毒されて勉強もままならない毎日にイライラし小言ばかりになり、
娘からしたら、例の“やろうと思ってたのに”の気持ちに溺れそうだったのだ。

“放っておく”ことはとても難しい。
そう感じているから、自分の仕事の不甲斐なさに逃げていた。
それはそれ、これはこれ...なのに。

ひとしきりだだ漏れる言葉を受け止めてもらうと、あれっ?と思うほど清々しい気持ちにさえなって次の予約を入れた。
あれから数日が経っている。

「ま、いっか。放っておこう」

こう言い聞かせて、何も言わなくても彼女なりにやるコトをやる姿を見て、慣れていこう...放っておくことに。と思う。
学生時代も独立してからも結婚してからも、ずっと放っておいてくれた、でも想っていてくれた母の強さと優しさを改めて感じながら...。

☆医院を出たら...彩られた空☆








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ブルースター

2022年11月04日 | 日々の雑感
11月にしては暖かな日、久しぶりに実家を訪れた。
「柿がたくさん採れたから、またには帰ってらっしゃいよ」
そんな母の言葉に押され、“柿用”にスーツケースをゴロゴロ引いて電車とバスを乗り継いで...。

いつもの家屋、いつもの物干し台、いつもの縁側。
門を入ってそれらを目にすると、いつものようにホッとする。

「ただいまぁー」
「はいはい、いらっしゃい」
「おぅ、よく来たな」

いつもの父と母の声...そう思ってみても、額に刻まれるシワは深くなり、髪は薄く白くなっていて、齢(とし)を感じずにはいられない。

お互いの調子やら孫の成長やらを確かめあえば、あとはどうでもいい話をつらつらと...。
そうして時はいつの間にか陽が傾き始める頃となる。

「また来るね」

そう言って玄関を出ると、あっ...と思った。私の大好きな花“ブルースター”が咲いている。結婚式のブーケに使ってもらったっけ。

清らかでやさしいブルーの可憐なその花は、母の可愛らしい笑顔と重なるようで、
「またいらっしゃい」
そんな声をかけてくれたようで何だか嬉しかった。

☆ピントがずれてぼんやりも良き☆



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