少し前の
ことになるけれど…
仕事のことを母に話した。
そのまんまを、“きっとあまり分かってないだろうなあ”
なんて思いながら…ベラベラと。
そうしたら、
「そんな気持ちでいたら、綾乃ん、もういいわって言われちゃうかもね。
ふふ…小さい頃から融通が利かなかったからねえ…」
とひと突き！！
げっ、融通が利かなかったのか…わたし。
頑固よりもなんだか性質（たち）悪い感じ。
あっ、そういえばと思い出したのは
新入社員研修の時にいたく感じ入った“素直…とは”だった。
“素直とは謙虚にして剛健なること”
そうだったのか…とガーンとやられ
素直になりたいと心から思ったっけ。
時は経ち、いろんなことが変化していったけれど、
気質は小さい頃のまま…か。母はやっぱり母である。
その母が最近俳句を始めた。
チャキチャキ忙しいのを楽しむ姿を見るのは…嬉しいものです♪
仕事をしていて初めて思った。
「〇〇さんのために頑張ってみよう」
いろんな考えの人がいて、いろんなやり方で進める人がいて、
それはそれで、うん、それもあると思える。
でも私のそれとは違う。
大切にしたい、相手との関わりを…ただの作業ではない。
気持ちが通いあったら…と願う。
だから、時間もかかって非効率かもしれない。
そんな私を受け止めてくれて、
激務さえしなやかに仕事をこなす女性（ひと）がいる。
彼女のためにと思って続けている感もある。
逃げている？
でも、私じゃけじゃないらしい、そう思っているのは。
一度、皆でガッツリ話さないと…かな。
愚痴になってしまいました。
今日、もう10数年前に異業種交流会で出会った
“レディース”と再会した。
あのメンバーと会う…そう思うと少しはきちんとした恰好で…なんて
数少ないちょっとおしゃれな服をガザゴソさがして出かける。
あの頃はまだ誰も結婚もしていなくて、
羽目も外し放題…どれだけ一人暮らしの彼女にお世話になったことか。
そして今、6人は全員所帯を持ち、それぞれの場所で
精一杯生きている。
話は現在・過去・将来…とあちこちに飛び、
それでもストンと落ちる。居心地がいい。
そんな彼女達に言われた。
「綾乃んはそっち（字・書を描く）にいったほうがいいんじゃない～？」
「それで市民講座とかで教えたら～？」
地域レポーターの仕事に営業の要素も加わって
煮詰まっているだけにズーンときた。
短い人生…何をとるか…。
カリグラフィーに書道、賞状書士、それから今、シャドーボックスに興味がある。
生計は立てられないだろう、でも幸いに主(あるじ)はいる。
…。
レディー達よ、おばあちゃんになっても
まだあれこれ思案しているかもしれない私を
そっと見守っていてね。いやいや、言ってやって言ってやって～。
