ある日、目が覚めると頭のてっぺんに葉っぱの芽が出てた。
葉っぱは抜いても抜いても生えてきて、どんどん大きくなる。
しかし誰にも見えない。
そんな彼女と葉っぱの生活。
思春期特有の少女の甘酸っぱい感じのお話なんだろうけど、
大人になってもわかるような気がします。
葉っぱに限らず、自分の顔の一部だったり、
この年頃はコンプレックスに悩みがち。
自分の好きな男の子が、かわいい女友達のことを好きだという噂を聞いて、
自分が「いらない」なんて言われた気になってしまう。
頭の中にはその友達の不幸になる場面なんかを想像してみたり、
そんな自分に自己嫌悪に陥ったり、
わかるわかる。。。なんて思った。
私も他人を嫉んだりしてしまうことがありますよ。
それは自分に無いものを持ってる人とか、
恋人であったり、お金の多さであったり。
自分が結婚してないので、結婚する人した人、
かわいい赤ちゃんを授かった人など見るといやになります、正直。
なんか自分が劣っているような気になるのですよね。
これこそコンプレックスだと思うのですが。
なるたけ、そう考えないようにはしてますけどね。
他人は他人、自分は自分、人の幸せや価値観はそれぞれだし、
人生の歩み方もスピードも違います。
勝ちや負けなんて他人相手より自分相手のはずなのに。
女の子は自分の葉っぱがわずらわしくていやになってしまうのですが、
ある日自分が失恋した彼が、女の子の葉っぱが見えることに気がつきます。
彼も葉っぱを持つと言います。
しかし、女の子には葉っぱが見えません。
彼曰く、「自分では持ってても一生見えない人もいるし、突然見えるようになる人も居る」そうだ。
「もちろん自分が見えないと他人のは見えないし、自分のしか見えない人もいる」
この葉っぱが象徴するものって何だろう?って思います。
その後彼女は自分の葉っぱの中に花が咲いてることを彼に教えられ、
彼の葉っぱも見えるようになり、
徐々にたくさんの人も葉っぱを持ってることに気がつくのです。
そしてそれまで大嫌いだった自分の葉っぱが好きになる。
温かいお話です。
すれ違う中の良いカップルを見てうらやましいと思う気持ち、
失恋して切なくなるあの寂しさ、
自分や他人の悩みや価値観の違いなど、
絵本なのになんかちょっと考えさせてくれる話です。
○しあわせな葉っぱ おーなり由子 新潮文庫
葉っぱは抜いても抜いても生えてきて、どんどん大きくなる。
しかし誰にも見えない。
そんな彼女と葉っぱの生活。
思春期特有の少女の甘酸っぱい感じのお話なんだろうけど、
大人になってもわかるような気がします。
葉っぱに限らず、自分の顔の一部だったり、
この年頃はコンプレックスに悩みがち。
自分の好きな男の子が、かわいい女友達のことを好きだという噂を聞いて、
自分が「いらない」なんて言われた気になってしまう。
頭の中にはその友達の不幸になる場面なんかを想像してみたり、
そんな自分に自己嫌悪に陥ったり、
わかるわかる。。。なんて思った。
私も他人を嫉んだりしてしまうことがありますよ。
それは自分に無いものを持ってる人とか、
恋人であったり、お金の多さであったり。
自分が結婚してないので、結婚する人した人、
かわいい赤ちゃんを授かった人など見るといやになります、正直。
なんか自分が劣っているような気になるのですよね。
これこそコンプレックスだと思うのですが。
なるたけ、そう考えないようにはしてますけどね。
他人は他人、自分は自分、人の幸せや価値観はそれぞれだし、
人生の歩み方もスピードも違います。
勝ちや負けなんて他人相手より自分相手のはずなのに。
女の子は自分の葉っぱがわずらわしくていやになってしまうのですが、
ある日自分が失恋した彼が、女の子の葉っぱが見えることに気がつきます。
彼も葉っぱを持つと言います。
しかし、女の子には葉っぱが見えません。
彼曰く、「自分では持ってても一生見えない人もいるし、突然見えるようになる人も居る」そうだ。
「もちろん自分が見えないと他人のは見えないし、自分のしか見えない人もいる」
この葉っぱが象徴するものって何だろう?って思います。
その後彼女は自分の葉っぱの中に花が咲いてることを彼に教えられ、
彼の葉っぱも見えるようになり、
徐々にたくさんの人も葉っぱを持ってることに気がつくのです。
そしてそれまで大嫌いだった自分の葉っぱが好きになる。
温かいお話です。
すれ違う中の良いカップルを見てうらやましいと思う気持ち、
失恋して切なくなるあの寂しさ、
自分や他人の悩みや価値観の違いなど、
絵本なのになんかちょっと考えさせてくれる話です。
○しあわせな葉っぱ おーなり由子 新潮文庫