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五穀豊穣・家内安全をお祈りする秋の津軽最大の祭り「お山参詣」。
なんといっても主役は津軽のシンボルあの岩木山であります。
このお祭りは重要無形民俗文化財でもあります。
これを気軽に一般の人でも参加できるように始まったのが「レッツウォークお山参詣」です。
今年で33回目だそうで、かなり前からあったんですよね。
私も気にはなっていても平日なんでなかなか参加できずにいましたが、
今年は思い切って参加しました。
お岩木山にたいちゃんの成長も祈願しようと思って♪
台風10号が前日通過したのですが、
その数日前からちゃんと開催されるのかヒヤヒヤしてました!
当日は台風一過でとても良い天気。
暑くなる予感がしてました。
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朝受付を済ませ、衣装を渡され着替えます。
初めてのお祭り衣装。
中のズボンとTシャツは自前(白を指定されます)です。
帽子の上に鉢巻してますが、
ほとんどの人は地毛の上に鉢巻でした。
岩木文化センター前で出発式が行われます。
たくさんの高校生がいて、岩木高校の生徒さんだそうです。
来年閉校が決まっており今年最後の参加だとか。
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登山囃子が鳴り響き、いよいよ岩木神社に向けて出発です。
ドキドキでしたね~。
片道6.5kmの道のり。
私達はわしゃわしゃした短冊のような御幣というものを持たせられます。
これが結構大きくて重いのです。
お天気もどんどんよくなり、あっという間に汗だくになります。
二列になって歌を歌いながらお山に向かい歩きます。
その歌ですが、下記の意味があるそうです。
◦懺悔懺悔(サイギサイギ)/過去の罪過を悔い改め神仏に告げこれを謝す。
◦六根懺悔(ドッコイサイギ)/人間の感ずる六つの根元。目・耳・鼻・舌・身・意の六根の迷いを捨てて汚れのない身になる。
◦御山八代(オヤマサハツダイ)/観音菩薩・弥勒菩薩・文殊菩薩・地蔵観音・普賢菩薩・不動明王・虚空蔵菩薩・金剛夜叉明王
◦金剛道者(コウゴウドウサ)/金剛石のように揺るぎない信仰を持つ巡礼を意味します。
◦一々礼拝(イーツニナノハイ)/八大柱の神仏を一柱ごとに礼拝する。
◦南無帰命頂礼(ナムキンミョウチョウライ)/身命をささげて仏菩薩に帰依し神仏のいましめに従う。
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途中、休憩があります。
この時パンをもらえるのですが、
塩パンに塩メロンパン、、、、と塩系ばっか。
熱中症を危惧してでしょうね。
私はイギリストーストの塩ベルギーチョコクリーム。
甘くておいしかったです。
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休憩の後はノンストップで神社へ。
ここからはのぼりが始ります。
途中とてもきれいに岩木山が見えました。
さすが台風一過!すごくくっきり見えてます。
取材陣もいっぱい来てて、ドローンまで飛んでました。
私達の横についている実行委員会のベテランの方々が、
所々で岩木山に付いての色々な豆知識を教えてくれました。
昔の旧登山道とか、5合目の避難小屋の場所とか、
ある地点から見た岩木山が女性の横顔に見えるとか、
なかなか貴重なお話が聞けて楽しかったです。
それにしても歌を歌いながらみなさんよく歩きます。
初めはうまく歌えなかったんですが、
段々耳が慣れてきて歌えるようになってきました。
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お昼前、無事岩木山神社に到着。
いやいや、御幣で腕が疲れたけど、熱中症にもならずに済んでよかった。
鳥居の前の広場でしばし全員集合し、祭囃子が響きます。
ここにきて観光客の多さにびっくり。
そして鳥居をくぐりさらに本殿を目指すのですが、
参道の石畳に露店がびっしりなのは驚きました☆
いつも神社じゃないよー!!
本殿では宮司さんがおはらいをみんなでまとめてしてくれます。
おはらいを受けながら感謝と家内安全を心で祈りました。
まだこれで終わりではなく、
岩木山神社に無事登拝の報告をした後は、楼門からバダラ踊りをして帰途につきます。
これ、初めて知りました。
「いい山かげた朔日山かげた…バダラ、バダラ、バダラヨー」、
と不思議な文言で踊りながら坂を下るのです。
両手に木の枝を持ち、ちょっとよされのような感じの踊り。
喜びの踊りだそうで、行きの歌に比べるとだいぶ明るい面白い歌です。
この後、帰りは祭りサイドが用意してくれたバスでびゅーんと帰ります。
歩けた達成感と心地よい疲れが残りました。
文化センターではおいしいお弁当が用意され昼食会を開いてくれました。
そしてお山参詣の名前入りのお守りも頂き、ありがたく身に着けています。
地元のこういう伝統的な祭りに参加できてとてもいい機会でした。
また参加してもいいなぁと思います(リピーターもけっこういましたよ)。
あっと、その前に次はぜひ朔日山の朝日を拝すべく、夜間(早朝)登山にチャレンジしたいですね。