BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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ある男

2021-11-09 15:41:34 | 読書感想文

久しぶりに図書館から借りた本を読破。

「マチネの終わりに」の平野さんの本。

以前文庫本の巻末でこの本の予告を見て、

あらすじから読んで気になってたのです。

亡くなった夫が偽名を使ってたというところから始まって、

夫は一体誰だったのか(Xということになってますが)?

ちょっとしたミステリーっぽい話ではあります。

恋愛小説だった「マチネ、、、」とはえらい話の雰囲気が違いますねぇ。

主人公は奥さんではなく、奥さんから依頼を受けた弁護士であります。

事実はそこまで衝撃的ではないものの、

何らかの理由で過去を変えて、別の人間で生きなおしたいと思う人はいるだろうなぁと思う。

戸籍の交換、売買、取引、、、事実ありそうな話。

ハッピーエンドではないので、ちょっと切ない話ではあります。

在日の主人公に関するヘイトスピーチにも触れていて、

反日に関する中国、韓国のニュースなどよくメディアで取り上げられますが、

日本もこの手の差別を平気で口にする人が多い(少なくとも私の周りでは)なぁと、

感じるこの頃でありました。

こういう差別を出来るだけなくしていけば、日本ももっと住みやすくなるだろうに。

 

 

 


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