庭園の緑もますます元気な6月。
枝の先でぐんぐん外に伸びるモミジの新緑、青空に映える。
そんな梅雨入り前の中国茶会です。
茶席には先生がお庭から持ってきたバイカウツギが飾られていました。
マスクを外して近くにいくと、とってもかぐわしい。。。いい匂い。
思わずため息が。
そんな香りに癒されながらのお茶会でした。
床の間には東京国立博物館で開催中の「国宝鳥獣戯画展」の図録が!
わぁ、これ行きたかったんだよね。
緊急事態宣言が緩和されて展覧会も再スタートされています。
ま、東京だし今は見には行けないですけど、
先生が取り寄せた図録を見させていただき、かなり見ごたえありました。
今回は日本最古の茶園がある京都の高山寺から新茶(緑茶)を取り寄せて、
そちらを初めに飲ませていただきました。
高山寺は鳥獣戯画で有名なので、それにちなんでこの図録も持ってきてくれたそう。
この茶缶も淡い黄緑色で素敵です。
新茶と言うだけあって、ガラスの急須越しに見る茶葉が緑色が爽やかでとてもきれい。
思わずみんなでキレイキレイと眺めあう。
その割に茶の色は淡い黄色で、味もどこまでも優しい。
まるでこの茶缶のようだ。
まろやかで美味しくて何倍も飲めてしまう。
日本茶ってこんなにおいしいのか~。
次に飲んだ台湾の文山包種茶の新茶も香りがよくて、
机上のバイカウツギと匂いがクロスしそう。
文山包種茶にしろ、新茶が飲める頃って暑くなり始めの時期だから、
緑茶やさっぱりめのウーロン茶等はほんとのど越しがいいです。
お茶菓子も今回は夏っぽかった。
珍しく和菓子の水ようかん。
羊羹は濃くて苦手だけど、水ようかんはまださっぱりしてて食べやすい。
しかもなんだか最近あんこ好きになってきたので(20-30代は苦手でした)、
水ようかんもするするとあんこを味わえました。
さらに毎年作る煮茶梅のシロップを使った梅ゼリー。
これが激ウマでした!
そうか梅シロップもこういう味わい方があるんだなーと学んだお茶会でした。
そろそろ梅がおいしく感じる時期になってきましたものね。
お茶と梅で今年も暑い夏を乗り切ろう。