果物で王様と思うものはバナナ。
世界のどこでも手軽に手に入るし、衛生的だし、何度助けられたことか。
庶民の強い味方です。
それを抜きにして、一番好きな果物は「びわ」です。
よくびわが一番好きというとけげんな反応をされる。
マイナーな果物だし、地味だし、よく知られていないから(もっとすごい人は「あけび」と答えた知人もいたけれど)。
関東以降南では庭にびわの木を植えてる家も多いので、割と庶民的な果物かもしれないが、私の住む北国青森ではびわは育たず、南国のフルーツとして憧れにも似た思いを抱いています。
子供の時、運動会など特別なイベントの時母が買ってきてくれた(青森は6月が運動会シーズンでまさにびわの収穫期と一緒です)。
千葉県は皇室に毎年献上されるという「房州びわ」で有名です。
私もずーっと知らなくて、びわは九州が有名と思ってたから、これを知ったときいつか絶対「びわ狩り」で大好きなびわをたらふく食べてやるという野望を抱いてました。
この願いが6月にやっとかないました。
6月がびわの収穫期と聞いてたので、いくつかのびわ園に5月に問い合わせたところ、今年は生育が遅れてるとのことで6/10以降に来るように言われてた。
土日はJRのツアー客が多いらしく、彼氏の平日休みを利用して金曜日に行ってきた。
平日だけどお客は10人くらいいました。
房総半島の南側、富浦周辺にびわ園が多い。
ICから降りるとあちこちで「びわ狩り」ののぼりが目立ちます。
うちらがお世話になったのが「生稲農園」です。
30分の完全入れ替え制で、受付を済ませ指定の時間に案内の人に連れて行ってもらいます。
実はびわの木を見るのもなっているいるのを見るのも初めてですんごい興奮しました。
ジャングルみたいに見えるびわの果樹園。
林檎のようにひとつひとつ袋をかけられています。
下のほうになっているものは手を伸ばせば届きます。
一通りびわ狩りの説明を聞いて30分間がスタート。
まずは手前の木からもいでいきます。
袋の中から巨大なびわが現れた。
で、でかい!!
房州びわはでかさがウリで、はっきりいいってみたことのない大きさ。
普通は卓球ボールぐらいの大きさでしょうが、ここのは硬式野球ぐらいの大きさがありました。
かぶりとたべまくり、口の中にみずみずしいびわの味が広がります。
うんめぇーーー。
彼氏も生まれて初めて食べたそうです(関東人なのに・・・)。
びわは上にあるほうが日が当たっておいしいそうで、棒のようなもので上から枝を引っ張ってもぎ取ります。
たしかに場所によって味の濃度が全然違います。
また種類の違うびわもいくつかあって、酸味があったりと面白かった。
係り員のおっさんもかなりおもしろい人でびわのことを教えてくれたり、全然関係ない話(下ネタが笑えた)で楽しませてくれました。
初めの10分で一気に10個ぐらい食べまくり、結局30分で20個ぐらい食べたかなぁ。
大きいのでかなりお腹がいっぱいになりました。
最高記録は60個だそうで、そんなに食べれるなんて信じられない。
こんなにびわが食べれてほんっとに幸せです。
おっちゃんも面白かったし、絶対また来るでーと約束してびわ園を後にした。
お土産や地方配送もかえるので、妹と彼氏と私のお互いの実家にも送ってみた。
特に妹は送られてきた日においしくてあっという間に半分食べてしまったそうだ。
帰りにこの辺で有名な道の駅「枇杷倶楽部」によりました。
この道の駅でも大規模なびわ園を持ってるので、びわ狩りはできます。
とにかくあらゆる枇杷グッズが売られています。
私たちはびわソフトクリームいただきました。
甘すぎず、ほんのりびわ味が付いていてうまかった!!
彼氏も初めてのびわの味に喜んでくれたし、もう来れて満足満足。
来年の6月も楽しみです(自分の誕生月だから覚えやすい)♪