今日は小学生は始業式だった。お昼ご飯を食べさせた後、習い事に送るまで時間があったので、身体を休めるため1時間熟睡した。その後、洗濯物を取り込み、Kちゃんを絵画教室の時間に送り、さあ買い物をして帰って・・・と計画を練りながらATMでお金を下ろしていると、携帯が鳴り出す。
「今日は絵画教室はないんです」
がーん! Kちゃん、話がちがうぞ。
いや、留学の準備に追われて、教室のお知らせの紙に目を通していなかった私が悪いのだ。Kちゃんは3月最後の絵画教室には行けなかったので、そのときに変更があったのかもしれないし。
それはいいのだけれど、絵画教室の後にピアノのレッスンもおなじところで習っている。その30分のために、2時間待ちしなければならないことが、つらい。あるいは家に帰ると片道30分みないといけないし、往復すると体力がかなり消耗しそう。どうする、自分、と一瞬オダギリジョー化した。
まず、食料品を買おう。次にのんびり八幡堀http://www.rmc.ne.jp/medialub/hachiman/default.htmlを「観光」しよう。決めた。
Kちゃんに「何が食べたい?」と聞くと、「大判焼きのカスタード」と返ってきた。食料品を買うついでに、飲みものと大判焼きを買いこんだ。
車で観光客で賑わう八幡神社まで10分。境内に車をとめ、蕾みがふくらんだり、ちらほら咲いていたりする桜並木の下、八幡堀のほとりの石畳を歩く。
途中、堀の魚が突然跳ね上がる音に驚いたり、対岸の人を見たり、タンャの綿毛を吹いたりして、のんびりゆっくりと暮れてゆく春の豊かな夕暮れを満喫。時代劇のロケが年中ある場所だけあって、風情はあるし言うこと無し。
見晴らしがいいので危険ではなく、でも行き交う人は数える程。適当な場所で、ふたりで座って大判焼きを食べたり、コーヒーを飲んだりしてくつろぎ、母娘漫才がはずむ。
娘には無理だったようだが、私はすっかりこの降って湧いた時間で旅人になりきり、八幡堀散策を楽しんだ。こういうときにモノをいうのは、やはり年季がはいっているということなのか。もしかして「脳内見立て」は、私の特技かもしれない。
Kちゃんの八幡堀といえば、幼稚園のとき、ザリガニつりでここにきて、「私だけザリガニつれへんかった」という悔しい思い出の地なのだ。今日もまた、「私だけザリガニつれへんかったなー」と思い出を反芻していた。
「春はあけぼの」と清少納言はいうけれど、ゆっくりと豊かに暮れていく、のんびりとした「春の夕暮れ」は、ものすごく私の波長に合う気がする。災い転じて福となす、思いがけないビッグなプレゼントでしたね。
「今日は絵画教室はないんです」
がーん! Kちゃん、話がちがうぞ。
いや、留学の準備に追われて、教室のお知らせの紙に目を通していなかった私が悪いのだ。Kちゃんは3月最後の絵画教室には行けなかったので、そのときに変更があったのかもしれないし。
それはいいのだけれど、絵画教室の後にピアノのレッスンもおなじところで習っている。その30分のために、2時間待ちしなければならないことが、つらい。あるいは家に帰ると片道30分みないといけないし、往復すると体力がかなり消耗しそう。どうする、自分、と一瞬オダギリジョー化した。
まず、食料品を買おう。次にのんびり八幡堀http://www.rmc.ne.jp/medialub/hachiman/default.htmlを「観光」しよう。決めた。
Kちゃんに「何が食べたい?」と聞くと、「大判焼きのカスタード」と返ってきた。食料品を買うついでに、飲みものと大判焼きを買いこんだ。
車で観光客で賑わう八幡神社まで10分。境内に車をとめ、蕾みがふくらんだり、ちらほら咲いていたりする桜並木の下、八幡堀のほとりの石畳を歩く。
途中、堀の魚が突然跳ね上がる音に驚いたり、対岸の人を見たり、タンャの綿毛を吹いたりして、のんびりゆっくりと暮れてゆく春の豊かな夕暮れを満喫。時代劇のロケが年中ある場所だけあって、風情はあるし言うこと無し。
見晴らしがいいので危険ではなく、でも行き交う人は数える程。適当な場所で、ふたりで座って大判焼きを食べたり、コーヒーを飲んだりしてくつろぎ、母娘漫才がはずむ。
娘には無理だったようだが、私はすっかりこの降って湧いた時間で旅人になりきり、八幡堀散策を楽しんだ。こういうときにモノをいうのは、やはり年季がはいっているということなのか。もしかして「脳内見立て」は、私の特技かもしれない。
Kちゃんの八幡堀といえば、幼稚園のとき、ザリガニつりでここにきて、「私だけザリガニつれへんかった」という悔しい思い出の地なのだ。今日もまた、「私だけザリガニつれへんかったなー」と思い出を反芻していた。
「春はあけぼの」と清少納言はいうけれど、ゆっくりと豊かに暮れていく、のんびりとした「春の夕暮れ」は、ものすごく私の波長に合う気がする。災い転じて福となす、思いがけないビッグなプレゼントでしたね。