ことしもまた、引き続きずるずると高校PTA役員である。何のリーダーシップもないが、簡単に断れないだけの気の弱さで引き受ける役員である。
中学や高校は、幼稚園や小学校ほどには仕事量はなく、先生のフォローもあるので、まだしもかもしれない。役員をやると、もしかしたら、どこかでだれかに何を言われてるかわかったもんじゃないが、そんなことを気にしていたら、何一つできやしないので、耳栓をする。もちろん必要なご意見は聞かなくちゃいけないけど、すべての人の心にかなうことなんて、不可能。どだい無理です。
でもフリーのお母さんだったら、さーっとなにげなく過ぎて行く1年間が、自分の足で歩いて濃い1年を過ごせるのは確か。学校情報も入って来るし、役員のお母さんの個性的なキャラも楽しめるし(高校で役員を引き受ける方は、やはり「ひとかど」な方が多くいらっしゃる)、楽しいこともそれなりにある。役員会にいけば笑いもあるし。担当の先生もフランクで夢も希望も語る、話の分かる先生だし、校長先生は尊敬も信頼もできる方である。
もう何年も前の話だけど、PTA役員の懇親会のとき仕入れた話。先月夫に話したらバカ受けして、「これはぜひ、ブログに書く様に」とおすすめされてしまった。彼のリクエストにお応えしようと思う。
小学校で役員仲間だったAさんはすらりと背が高く、目が大きく掘りの深い顔立ちだった。一度みれば記憶に残る、いわゆる「濃い」顔立ち。
結婚前の話だそうだが、公園デートのとき、トイレにいかれた夫君を外で待っておられた。
すると向こうから、いかにもいかついけれどスカートをはき化粧をほどこした男性が、彼女の方に目を向けながら、すたすたとやってきた。いわゆる、ニューハーフの方である。
「なんでこっちみてるんやろう?」と彼女は不思議に思いながらもぼんやりと近づいて来る彼(彼女)をみていた。
彼(彼女)はぴたっとAさんの前で立ち止まり、しげしげと彼女をみて言った。「あなた、うまく化けたわねえ!」
彼女は驚いたが「いえ、私はホントの女です!」と否定することも忘れなかった。が、彼(彼女)はまったく信用せずに「もう~、恥ずかしがらなくてもいいのよ~ん。私にはちゃ~んとわかるんだから~(ハートマーク)。それにしてもどうやったら、そんなにうまく化けられるのかしらん」とうらやましそうに畳み鰍ッたらしい。
彼女の言葉は信用されなかったが、結局トイレから出て来た夫君をみて、やっと納得してくれたそうだ。それでも彼(彼女)は未練たらしく振り向きながら去っていったらしい。
「失礼な話なんやでー!」と、ぷんすかなAさんの話を夫君が聞いて爆笑したのはいうまでもない。
という話をAさんご本人から、役員の親睦会のときに聞いたわけである。私も彼女と同じ「夫がトイレにいくのを待っている」状態のとき、その話をほぼ10年ぶりにふと思い出し、爆笑してしまった。それを夫にも話したわけである。
というふうに、役員をすると思いもかけず10年後も笑えるネタを仕入れることがあります! 「役員になってしまった、あーあ・・・」とため息をついている方、くらくなることはありません。思わぬ拾い物もあります。せっかく役員になったからには、鵜の目鷹の目で面白いことを探しましょう。
中学や高校は、幼稚園や小学校ほどには仕事量はなく、先生のフォローもあるので、まだしもかもしれない。役員をやると、もしかしたら、どこかでだれかに何を言われてるかわかったもんじゃないが、そんなことを気にしていたら、何一つできやしないので、耳栓をする。もちろん必要なご意見は聞かなくちゃいけないけど、すべての人の心にかなうことなんて、不可能。どだい無理です。
でもフリーのお母さんだったら、さーっとなにげなく過ぎて行く1年間が、自分の足で歩いて濃い1年を過ごせるのは確か。学校情報も入って来るし、役員のお母さんの個性的なキャラも楽しめるし(高校で役員を引き受ける方は、やはり「ひとかど」な方が多くいらっしゃる)、楽しいこともそれなりにある。役員会にいけば笑いもあるし。担当の先生もフランクで夢も希望も語る、話の分かる先生だし、校長先生は尊敬も信頼もできる方である。
もう何年も前の話だけど、PTA役員の懇親会のとき仕入れた話。先月夫に話したらバカ受けして、「これはぜひ、ブログに書く様に」とおすすめされてしまった。彼のリクエストにお応えしようと思う。
小学校で役員仲間だったAさんはすらりと背が高く、目が大きく掘りの深い顔立ちだった。一度みれば記憶に残る、いわゆる「濃い」顔立ち。
結婚前の話だそうだが、公園デートのとき、トイレにいかれた夫君を外で待っておられた。
すると向こうから、いかにもいかついけれどスカートをはき化粧をほどこした男性が、彼女の方に目を向けながら、すたすたとやってきた。いわゆる、ニューハーフの方である。
「なんでこっちみてるんやろう?」と彼女は不思議に思いながらもぼんやりと近づいて来る彼(彼女)をみていた。
彼(彼女)はぴたっとAさんの前で立ち止まり、しげしげと彼女をみて言った。「あなた、うまく化けたわねえ!」
彼女は驚いたが「いえ、私はホントの女です!」と否定することも忘れなかった。が、彼(彼女)はまったく信用せずに「もう~、恥ずかしがらなくてもいいのよ~ん。私にはちゃ~んとわかるんだから~(ハートマーク)。それにしてもどうやったら、そんなにうまく化けられるのかしらん」とうらやましそうに畳み鰍ッたらしい。
彼女の言葉は信用されなかったが、結局トイレから出て来た夫君をみて、やっと納得してくれたそうだ。それでも彼(彼女)は未練たらしく振り向きながら去っていったらしい。
「失礼な話なんやでー!」と、ぷんすかなAさんの話を夫君が聞いて爆笑したのはいうまでもない。
という話をAさんご本人から、役員の親睦会のときに聞いたわけである。私も彼女と同じ「夫がトイレにいくのを待っている」状態のとき、その話をほぼ10年ぶりにふと思い出し、爆笑してしまった。それを夫にも話したわけである。
というふうに、役員をすると思いもかけず10年後も笑えるネタを仕入れることがあります! 「役員になってしまった、あーあ・・・」とため息をついている方、くらくなることはありません。思わぬ拾い物もあります。せっかく役員になったからには、鵜の目鷹の目で面白いことを探しましょう。