紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

初デートのように

2007-02-12 22:44:21 | おでかけ
 今朝はせっかく家族全員が休日で、しかも私までお休みだというのに、予定より30分は早く目覚めてしまい、とっても損した気分である。遠足(または旅行)当日の子どもの気分で、無意識に「寝てらんない」状態だったのかも。いいオトナのすることではないのに。

 お天気は上々で、うららかな春のような空気の肌触りである。おでかけにはうってつけの日ではある。これで睡眠時間を損した分を埋め合わせる。

 昨日はデートの前日のように、落ち着かなくてやや緊張し、待ち合わせ場所を再三ネットでチェックし、その近くの喫茶店もいくつかチェックし、就寝は12時をとうに越えてしまったというのに、早めに目覚めてしまったので、脳内はほぼ停止状態である。

 思考がままならない状態で、初対面の人とお会いするのはどうか?なのだが、思考がままならないと無駄に緊張もしないので、差引ゼロなのかも、と無理矢理プラス思考にたぐり寄せる。

 「会いましょう」という事が決まって以来、ネット上では充分お付き合いがあるのだけれど、とにかくお互いにビジュアルとしては全く認知できないので、絶対他人と重複しないだろう目印になるものを考えてみた。目印になるような、派手で中年女性が決して持ち歩かないだろう、そしてお互いに認識出来る本を抱えて行くことを思いつく。

 本棚を眺めてみたら、『バーティミアス』の第1巻(未読)を発見し、即決定! こんな分厚くて、重そうで、インパクトある表紙の本を持ってうろついているヤツ、まず、おらんやろ~。もし何らかの事情で長らく待つ事があっても、これだけの分厚さなら退屈しないし。

 もっとも電車の中で読んでいたのは、奥田英朗/著「トンデモ精神科医・伊良部先生シリーズ」第3弾の『町長選挙』。京都駅に着く直前に1話目「オーナー」を読了し、ほのぼのうるうるで物語世界にのめり込んでしまった。

 思考停止の上、奥田英朗ワールドを引きずる私が京都駅で待ち合わせたのは、静岡県の小学校の先生koyateruさんだったのでした。「毎日読み聞かせ」というブログを書かれて私のブログにもリンクを貼らせていただいている。関西に見えられる折に、お会いしませんか?と持ちかけたら、即快諾くださり、日にちも速攻でご指定くださったのである。ブログで拝見する通りの、素晴らしい決断力と実行力であった。

 そしてこの続きは、明日へと持ち越されるのである。