紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

オズの魔法使い

2007-02-17 21:12:21 | ファミリー
 昨日の時点でまだ仕上がっていなかった!Kちゃんの学年の劇「オズの魔法使い」が、本番を迎えた。学習発表会の劇なのだが、昨夜はどうなることかとやや気を揉んでいた。まあ、毎年直前までごたごたしているのだが。

 しかし案ずるより産むが易し。彼女はオープニングで登場するドロシー役(場面によって交替するので4人ほどドロシーがいる)だが、ひらりくるりとセリフのない間も動き回り、手持ちぶたさな時間を作らない。やはり彼女は役者である。アーリーアメリカン風1代目コメットさん(九重佑三子)のような風貌で、質素なロングスカートを持ち上げ、魔オ、歩き回る。彼女は目が大きく、それだけで舞台映えがして、得している。
 走り回るドロシーの愛犬トートーも、ニコニコとよく動く。案山子役の男の子も、ぎこちない藁人形の動きで、抜群の演技力だ。うまい。

 夫・H氏は「あいつのスカートはいてる姿、初めてみた」。初めてってことはないが、そういえば4年生くらいから、彼女はほぼスカートはいてないなあ。

 数人が舞台から降りて来て、オズ大王を探しまわるシーンで、真面目に「あなたがオズ大王ですか?」と演技中の子どもに尋ねられ、ふいを突かれた先生が「ちがいます!」とそのまんまな即答するのを聞き、うけまくるH氏。いつもはちゃんとひねって返す先生だと知っているので、かえって受けてしまったらしい。

 西の魔女の手下との対決シーンでは、各スペシャリストが得意の技を披露する。ドロシー側は、サッカーの得意な子が出て来て「リフティング対決」、縄跳びの得意な子が出て来て「縄跳び対決」をして勝利し、拍手喝采を浴びていた。

 締めは「あっちむいてホイ対決」。あとでKちゃんに聞いた話では、これは3回勝負なので2回勝てばいいわけだから、1回目は真剣勝負なんやで、八百長違うねんで、ということらしい。八百長でなくても、ドロシー側がちゃーんと1発で勝ったので、舞台にいる人たちは「おおお~!」と、かなり感心したらしい。もちろん2、3回目は仕込んである。その後はそのまんまな戦いのシーンに突入する。

 ところで西の魔女は男の子だったが、実にハマっていた。西の魔女のキャラの魅力を存分に余す所なく伝えていた。

 昨日までダメだしの嵐だったとはとても思えない、目の離せないくらい上々の出来だった。舞台の少年少女たちが大満足だったのは、いうまでもない。担任の先生方(男性)も涙のフィナーレだったそうである。皆さん、お疲れさまでした。日曜と代休の月曜日はゆっくりとお休み下さい。