今日も帰宅してすぐの女子中学生Kちゃんと、台所で井戸端会議をした。
「おかーさん、うちらのクラスの班の名前なんやけど、『ハラヘリ』とか『KY』とかつけはるねん。びみょーな名前やろ? そやし先生が困惑気味でなぁ」
「えー!そんなんまだええやん! おかーさんが中一のときにはなぁ、もっとスゴイ名前付けてしもたで。『エロス』っていうんや」(爆笑)
「それはたしかにエライ名前や」
「名前付ける時になー、国語辞典とか見たねん。その頃外国語のネーミングがカッコ良かった時代やったし、カタカナ探してな。キューピットの画があってなー、その画の下に『エロス』ってかいてあるねん。キューピットやったら、可愛らしいけど、ありきたりやんか。古いギリシャ語ではキューピットのことを『エロス』っていうって書いてあるし、目新しいし、カタカナやし、まだ中学生で純真でなんも知らへんかったし、なんのこっちゃって感じで、班の名前にしてしもたねん」
「先生、どういわはったん?」
「『スゴイ名前やねー!!』って、びっくりしてはった」
「おいおい! この場合、ちゃんと教えた方がいいのでは」
「でな、班の紹介の新聞作るやんか? 堂々と『エロス』ってタイトル大きい字で書いて、エロスとは?と説明もして、何か知らんけど、余白に茶碗蒸しとか描いてあったねん」
「なんのこっちゃ」
「今から思たら、参観のとき、親がみてるねんな。内心びっくりしたやろな。なんせ『エロス』やもんな」
「よう問題にならんかったなー」
「うん、昔の親はわりとのんびりしてたねん。誰もなんもいわれんかったもん。同じ班の人(女子)のお母さんなんか、『あんたの隣の男子、えらい男前やなー』ってしつこう言ってはっただけらしい」
「いまやったら、大変やで」
「昔の中学生でよかったわ。そういや、あんまり親は関係なかったもんな。そのかわり草むしりもベルマーク整理も自分らでしたで。そこそこ勉強してたらよかったしな。塾もなかったもん」
「しかしそんなキョーレツな名前の班あるのに、フツーに1学期が済んだやなんて、ある意味すごいな」
「知らへん、ていうことは、強烈や、いうことや。こわいもん知らずの若い内やから、できることもあるんや」
という教訓で締めくくった母娘の井戸端会議である。
「おかーさん、うちらのクラスの班の名前なんやけど、『ハラヘリ』とか『KY』とかつけはるねん。びみょーな名前やろ? そやし先生が困惑気味でなぁ」
「えー!そんなんまだええやん! おかーさんが中一のときにはなぁ、もっとスゴイ名前付けてしもたで。『エロス』っていうんや」(爆笑)
「それはたしかにエライ名前や」
「名前付ける時になー、国語辞典とか見たねん。その頃外国語のネーミングがカッコ良かった時代やったし、カタカナ探してな。キューピットの画があってなー、その画の下に『エロス』ってかいてあるねん。キューピットやったら、可愛らしいけど、ありきたりやんか。古いギリシャ語ではキューピットのことを『エロス』っていうって書いてあるし、目新しいし、カタカナやし、まだ中学生で純真でなんも知らへんかったし、なんのこっちゃって感じで、班の名前にしてしもたねん」
「先生、どういわはったん?」
「『スゴイ名前やねー!!』って、びっくりしてはった」
「おいおい! この場合、ちゃんと教えた方がいいのでは」
「でな、班の紹介の新聞作るやんか? 堂々と『エロス』ってタイトル大きい字で書いて、エロスとは?と説明もして、何か知らんけど、余白に茶碗蒸しとか描いてあったねん」
「なんのこっちゃ」
「今から思たら、参観のとき、親がみてるねんな。内心びっくりしたやろな。なんせ『エロス』やもんな」
「よう問題にならんかったなー」
「うん、昔の親はわりとのんびりしてたねん。誰もなんもいわれんかったもん。同じ班の人(女子)のお母さんなんか、『あんたの隣の男子、えらい男前やなー』ってしつこう言ってはっただけらしい」
「いまやったら、大変やで」
「昔の中学生でよかったわ。そういや、あんまり親は関係なかったもんな。そのかわり草むしりもベルマーク整理も自分らでしたで。そこそこ勉強してたらよかったしな。塾もなかったもん」
「しかしそんなキョーレツな名前の班あるのに、フツーに1学期が済んだやなんて、ある意味すごいな」
「知らへん、ていうことは、強烈や、いうことや。こわいもん知らずの若い内やから、できることもあるんや」
という教訓で締めくくった母娘の井戸端会議である。