紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

たれ目のナゾ

2008-06-13 23:31:22 | ファミリー
 先日ちょっと書いたが面接に行った帰り、その町の駅前スーパーで「立つほど厚みのある国産ステーキ牛肉」の対面たたき売り?!をしていたので、とても素通りできずに3枚購入した。

 1枚500円。超特売品である。
 しかも厚みは確かに1センチ、カンペキにある。美味しくなければ角切りにしてカレーかシチューにできるくらい。

 まずH氏に焼いてあげる。ジュージュー。
「どう?」
「おいしい」

 深夜に帰宅したお兄ちゃんも、晩ご飯食べて来たけど、ビフテキも食べたい、というので、ちょっとばかしホラーな感じで真夜中に肉を焼く。ジュージュー。
「どう?」
「これはなかなか・・・」
お肉に関してはうるさいお兄ちゃんも満足。

翌日の晩ご飯は、Kちゃんのお弁当に切り分けていれた残りのお肉を焼く。

ぱくぱく。おいしい! ぱくぱく。なるほどー、これは。ぱくぱく。

 最後の一切れになり、上目遣いにH氏に語りかける。
「ねえ。この最後の一切れ、食べていい?」
なんという鬼畜な嫁であろうか。

 しかし心優しいH氏は「ええよ。ワタシ昨日食べたし」と、カンペキな演技力を発揮するも、藤子不二雄先生のキャラが、エッチなこと考えるときのように、はたまた赤塚不二夫先生のキャラ『ダヨ~ン』のように、思いっきり「たれ目」になっていたのだ。

彼の「たれ目」が「優しさ故のやせがまん」を意味するのを、結婚20年目にして初めて知ったのであった。