花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

紫根

2013年09月08日 | 研究
一昨年から取り組んできた紫根の研究。
いよいよ大詰めを迎えています。
右は細い根ばかりですが、
左は根も太く、新しい白い根も生えてきています。
したがって圧倒的に左の方が根の量は多くなりました。
紫は根から抽出する色素です!
染料にもなりますが皮膚炎の薬にもなります。
かつてはこの地域も南部紫の産地でしたが
化学染料が開発されたので栽培はほとんどされなくなりました。
そのため薬用の紫根はみんな中国からの輸入です。
400gで5000円もの高値がついているのも頷けます
チームが考案したのは根を短期間で増やす栽培法。
地上部ではなく地下部を伸ばす技術は今までないものです。
研究を始めてから今年で3年目。
先輩方が積み重ねた成果に新しいデータを加え2年生が発表します。
それにしても紫は根まで紫色で驚きます!
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バラの世界

2013年09月08日 | 研究
チームはかつてバラの交配実験をしていた時期があります。
この花は親として利用するために手に入れた
四季咲きのつるバラ「アンジェラ」です。
華やかなピンクのカップ咲きの花を房のようにつけるのが特徴です!
このように枝分かれしてたくさん花をさかせるタイプを
フロリバンダ系といいます。
1867年に作出された歴史的なバラの銘品「ラ・フランス」以降に育種された
フロリバンダ系、ハイブリッドティー系(四季先大輪)をモダンローズ、
それ以前の品種をオールドローズと呼びますが
このアンジェラは1988年にドイツで作出されたフロリバンダ系なので
モダンローズに分類されます。
バラは簡単に紹介するだけでもこのように
バラならではの専門用語をいっぱいつかうことになります。
それだけバラの世界は奥深く、人々を夢中にする魅力であふれているのです。
バラの育種は簡単で誰でも楽しむことができます。
ぜひ世界でひとつだけのバラを楽しんでみてはいかがでしょう。


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