花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

野の花が語る

2013年09月30日 | 園芸科学科
これが自然観察路マップ。
学校の周辺の野道とどこにどんな植物が生えているかが
きれいなイラストとともに書かれています。
この人は原産地を調べたようですが、
昔から身近にあった野の草のほとんどが
外国からの帰化植物であることに驚いていました。
またツメクサと呼ばれるクローバーは
かつてヨーロッパから品物を日本に送る際、
荷がぐらぐらしないように隙間に詰めた緩衝材でした。
だから詰草というのだというんですね。
野の草を調べていくといつのまにか歴史を遡っていくことに気がつきます!
機会があったら夏や秋の植物の物語もぜひ探ってほしいものです。
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自然観察路マップ

2013年09月30日 | 園芸科学科
これは園芸科学科1年生のグリーンライフという授業です。
この日は情報処理質で各自が作った
自然観察路マップの発表会を行いました。
名農の校舎の周りには一周約30~40分ぐらいの道があります。
この道を1学期何回か歩いては道ばたの生物を探し、調べてきました。
そして結果を書き込んで自然観察路マップを作る学習をしていましたが、
先日、とうとう完成したので披露してもらいました!
道ばたで観察した植物は20種類以上にのぼりますが
地図に書き込むのはわずか10種類。
どんな理由で仕分けしたのかなどを発表してもらいましたが
個性が感じられてなかなか楽しいものでした。
家族や友人と野道を歩いた際、道ばたの草花の名前を知っていたら
とても楽しいものだし、話題も広がります。
これにて観察路マップを使った学習は終了となりますが
大人になってもいくつかの植物を覚えていてくれたなら嬉しいと思います。
園芸科学科ではこの地域の自然や文化を題材にした観光農業や
交流、イベントの企画と実践を学びます。
実践するには自分の住む地域の資源をまず知る必要があります。
周辺の身近な自然を知ることは、地域を知る第一歩。
名農園芸科学科が応用科目ともいえるグリーンライフを
1年生で学ばせるのは、こんな理由があるからです。


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