花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

多様性の確保

2014年02月03日 | 研究
お店でプリムラを盛んに販売しています。
室内で育てると、ちょうど今が開花期だからです。
よく見ると花の真ん中から雌しべ(柱花)が飛び出ています。
つまりこれは長花柱花です!
隣のピンクのプリムラは短花柱花でした。
この2つのタイプ間で授粉することで
遺伝子の多様性を図るサクラソウ類の戦略です。
しかし雄しべと雌しべが同じくらいの高さの
等花柱花というタイプが増えているといいます。
この花は自家受粉できるのでクローンが生まれてしまいます。
クローン集団は環境の変化に対応できない危険な集団。
実は種差海岸のサクラソウもクローン群落でした。
何とかして多様性を確保したい。
チームフローラフォトニクス5年目の挑戦が始まります。


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レンジャー

2014年02月03日 | 研究
先日、チームの2年生と環境省の自然保護官(レンジャー)を訪ねました。
今年度、チームが取り組んだサクラソウ保護の報告書を届けるのと
来年度のチームの活動計画を承認してもらうためです。
今までは県立自然公園だったため青森県と相談していましたが
昨年の5月24日に三陸復興国立公園の指定受けたため
管轄が環境省になりました。
不便になるかなと心配していましたが
事務所は地元八戸市にあるので助かりました。
お土産はもちろん名農製リンゴジュース!
とても喜んでもらいました。
活動計画も認めてもらいひと安心。
雪がとけたら、いよいよサクラソウ保護活動が始まります。
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