白い名久井岳

先日、日本を襲った大雪。
関東地方ではたいへんな被害を受けました。
その大雪は１日遅れでここ南部町にもやってきました。
名久井岳もこのとおり真っ白です。
農業高校はどこでもそうですが、広い敷地をもっています。
しかし校内は公道ではないため、町の除雪が入りません！
したがって自分たちで除雪をすることになります。
そこで活躍されるのが農場の先生方。
自分の家の除雪もあるのに休み返上で出校し
除雪を行ってくれました。
さらに翌日も朝早く出校され除雪しています。
いつも通り登校できることに感謝しなければなりません。
来週火曜日で１～２年生の学年末考査も終了。
そして週末は卒業式、高校の前期選抜と
学校はどんどん忙しくなっていきます。

南八甲田

南部町から数十分北上すると見えてくるのが八甲田。
いくつもの山が連なってできた連峰です。
これは南八甲田。
晴れていれば右手にもう北八甲田の峰が見えるのですが
この日は残念ながら雲っていて見えませんでした。
現在山頂は真っ白ですが、５月下旬頃になると雪がとけだし
一部だけが残り面白い形を作ります。
これを雪形（ゆきがた）といい、昔から農家は
農作業の目安としていました！
この南八甲田でも６月になると「駒の雪」という
田植え開始の合図となった大きな馬の姿ができます。
田植えにしては遅くないのかと心配されるかもしれませんが
新暦は６月でも旧暦ではまだ５月。
それに昔は田植機がないので今よりも大きな苗を植えていました。
自然とともに生きる農民が考えた暮らしの知恵。
そんな農村文化ですが最近は口にすることもなくなってしまいました。