花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

新食感

2014年02月12日 | 
米は粳(うるち)と糯(もち)に分けられます。
私たちが普段食べている粳米には
アミロースとアミロペクチンの2つのデンプンが含まれています。
ところが糯米にはアミロペクチンだけで
アミロースがまったく含まれていません。
すると糯性特有のあのもちもちとした食感となるのです!
これは小麦にもいえ、近年、糯性小麦が話題となっています。
これは十和田市で栽培に力を入れている糯性小麦「もち姫」の粉。
東北農業研究センターが育種したアミロースがわずか1.4%という糯性小麦です。
ひっつみ、かっけ、水餃子などをこの小麦粉で作ると
今までとは違うお餅のような食感となります。
以前より糯性小麦は開発されていましたが、
なかなか用途がみつからず、いまひとつ普及していません。
開発資料ではここ南部町でも試験栽培されたようで
実際に今も栽培されている方がいるかもしれません。
新しい特産加工品の誕生を予感させる新品種。
みなさんだったらどのような食品開発を思いつきますか。
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人間ポリネーター養成所

2014年02月12日 | 研究
温室で人工交配の練習をしているのはチームの2年生。
もちろん材料は昨年と一昨年に卒業された先輩方が
交配して作り出したプリムラジュリアンです。
サクラソウの送粉者(授粉者)はマルハナバチ。
送粉者のことを英語でポリネーターといいます!
しかし種差海岸には数が少ないのか、
はたまた低温が原因なのか
ポリネーターの姿を見かけることはありませんでした。
そこでチームは今春、自生地でハチの代わりに
人工授粉を行うことになりました。
この練習は、そのためのもの。
この日、温室は人間ポリネーターの養成所となりました。



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