これはプリムラジュリアン。
3年前、チームの先輩方が人工交配して作ったハイブリッドです!
先日、チームの2年生が温室に集まり、花を少し裂いて構造を観察しました。
花の中央にあるのが雌しべ(花柱)です。
その周囲の花弁についているのが雄しべで黄色い葯が複数見えます。
ところがこの花は雌しべが雄しべより短く花の奥に位置しています。
逆に雌しべより雄しべが短いものもありました。
一般的な花はほぼ同じ高さなので容易に受粉(自家受粉)されますが、
このように雄しべと雌しべの高さが違うとなかなか受粉しません。
同じ花なのに、雌しべの高さが異なるタイプがあることを「異花柱性」といいます。
この不思議さを発見し、夢中になって研究したのが「種の起原」で有名なダーウィン。
いろいろな研究をした結果、異花柱性は
「異なるタイプの花の間の送粉を促進する」目的があるのではないかと発表しています。
つまり他の花の花粉(遺伝子)を利用するために
わざと自分自身では受粉しにくい構造にしているというのです。
雌雄異株、雌雄異熟、自家不和合性、そしてこの異花柱性。
いずれも多様性を維持する植物の知恵です。
3年前、チームの先輩方が人工交配して作ったハイブリッドです!
先日、チームの2年生が温室に集まり、花を少し裂いて構造を観察しました。
花の中央にあるのが雌しべ(花柱)です。
その周囲の花弁についているのが雄しべで黄色い葯が複数見えます。
ところがこの花は雌しべが雄しべより短く花の奥に位置しています。
逆に雌しべより雄しべが短いものもありました。
一般的な花はほぼ同じ高さなので容易に受粉(自家受粉)されますが、
このように雄しべと雌しべの高さが違うとなかなか受粉しません。
同じ花なのに、雌しべの高さが異なるタイプがあることを「異花柱性」といいます。
この不思議さを発見し、夢中になって研究したのが「種の起原」で有名なダーウィン。
いろいろな研究をした結果、異花柱性は
「異なるタイプの花の間の送粉を促進する」目的があるのではないかと発表しています。
つまり他の花の花粉(遺伝子)を利用するために
わざと自分自身では受粉しにくい構造にしているというのです。
雌雄異株、雌雄異熟、自家不和合性、そしてこの異花柱性。
いずれも多様性を維持する植物の知恵です。