花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

北へ帰ろう。

2017年02月22日 | 研究
今年のチームの3年生は2年次の夏からと
例年より早く県外遠征に出かける機会に恵まれました。
それも観光選手権で発表した「戸の里を巡るミステリーツアー」が
文部科学大臣賞を受賞するというまさにビギナーズラックの初陣でした。
しかし彼らの運はそれだけではありません。
日本植物生理学会の全国大会でもSSHを抑えて
なんとチームに3度目の学会最優秀をもたらしました。
さらに2年の秋、3年の秋と修学旅行以外に2回も京都に行き、
2年連続のテクノ愛グランプリを受賞しています。
ここ数年で最も地域を驚かせた京都大学と連携した
LED信号機開発もなんと彼らです!
そして卒業が近づいてきた3年の暮れには
南極北極科学コンテスト、そして今回の日本自然保護大賞の受賞。
いったい彼らはいくつ日本一を受賞しているのでしょうか。
歴代で最も人前で話せないと自他ともに認めている彼ら。
しかし振り帰ってみると記録にも記憶にも残る活躍をしていました。
「緑育心」。
今年も名農の豊かな緑が彼らを育ててくれたようです。
最後の大会を終え、北に向かう彼らを迎えにきた新幹線は
偶然ながらラベンダーラインの北海道新幹線。
見えないお土産を一杯抱えて北へ帰ろう。
コメント

知らず知らずのうちに・・・

2017年02月22日 | 研究
日本自然保護大賞の表彰式に参加した3年生5名。
懇談会も1時間が経ち、そろそろ帰らなければと思っていた頃
進行側から「高校生にスピーチしてもらいましょう」という
かなりのむちゃぶりが提案されました。
それだけ若い人が表彰式に来るのは珍しいのだと思います。
でもかつての園芸科学科の元気な女子なら大丈夫ですが
現在の3年生の5名は普段からあまりペラペラ話さない人ばかり。
ポスター発表するのでもかなり練習時間が必要なメンバーです。
これは最悪な状況になったと頭を抱えそうになった時、
まず最も話せないはずの男子一人が話し始めました!
人前に立てないはずなのに自分の言葉で話しています。
すると次から次へとマイクが手渡され
結局最後までみんなスピーチしたではありませんか。
審査員の大学の先生方はもちろん、
会場のみなさんも笑顔で大きな拍手をおくっています。
それどころかみなさん彼らを囲み
高校生なのに堂々と話すんですねと盛りあがっているのです。
これには驚いてしまいました。
卒業まであと10日、さまざまな経験が
知らず知らずのうちに大きく育てたようです。

コメント