花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

まるで祝詞!!

2017年02月28日 | 研究
土肥実験室に集まっているのはTEAM FLORA PHOTONICS。
先日行われた日本自然保護大賞の新聞取材があったのです。
地元の新聞記者さんは3年生がチームに入った頃から
何度も取材されているため、
もうすっかり顔と名前を覚えています。
高校生が大人になっていく様子をずっと目撃してきたため
卒業する3年生の最後の取材では感慨ひとしおのようです。
2年生は国立科学博物館からのオファーが舞い込み
サクラソウ保全活動について発表する予定。
そこでチーム最後の取材は2〜3年生みんなで受けることにしました。
2016年のチームは総勢10名。
しかしここにはなぜか9名しかいません!
最後の最後にインフルエンザになった3年生がいるからです。
しかたがないと9名でカメラの前に立ちました。
でも本当は全員で写りたかったんですから〜
残念!
この記事は本日、地方紙に掲載されています。
卒業式直前、3年生への祝詞のようなタイミングで載せてくれるなんて
新聞社さんもやるもんです。
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チームを目指す理由

2017年02月28日 | 研究
2年生が何やら集まっています。
実は卒業する3年生に渡す色紙を作っているのです。
チームフローラフォトニクスは科学部のような部活動ではありません。
科目「課題研究」で環境班を選択した2〜3年生の総称です。
したがって部活動のように先輩に色紙を渡すなんてことは
普通であれば考えられない行為です!
しかしチームの3年生は遠征すると2年生にお土産を買ってきます。
そして2年生も同じように旅先からお土産を先輩に買ってきます。
なぜこのようなことになるのでしょうか。
チームは原則として一人一研究ですが、東日本大震災の際
当時の全メンバーはすべての研究を休止してサクラソウ保全に立ち上がりました。
あれから今年で7年目となります。
当然ながら立ち上がった当時のメンバーの思いは次第に薄れていくもの。
ほおっておくと活動の目的がわからなくなり、
単に調査をさせられているだけと感じてしまうに違いありません。
特に地味でゴールのない保全活動ではなおさらです。
そこで考えたのが、単に協同で活動する「グループ」ではなく
目的をひとつにして一丸で取り組む「チーム」にすること。
先輩ろ後輩が交流できる機会を設けて、思いをつながていくことが必要だと思ったからです。
そこでチームは2011年の震災時から意識的に2〜3年連携した活動を行うようにしています。
農業クラブの大会に出場する際、必ず2年生をメンバーに入れるのも
3年生が2年生にポスター発表の指導をするのもこんな思いからです。
先週、2年生と一緒に3年生は最後の新聞取材を受けました。
3年生が記者に語る思いを聞いた2年生はきっと志をひきついだに違いありません。
今日は卒業式前日、賞状授与式が行われます。
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