花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

教え子から妹分へ

2022年08月04日 | 研究
これは水の国際大会に出場するフローラハンターズの2名が
まだ1年生だった2020年5月の写真です。
左に写っているのは当時3年生のTreasure Huntersの二人。
8月に同じく水野国際大会に出場する彼らですが、
合間を見つけて1年生のJr.の指導に当たっています。
つまりTreasure Huntersにとって彼女たちは教え子です。
そんな彼女たちももう3年生。先輩と同じ環境研究班に所属しています。
先輩のアドバイスを受けて取り組んだ研究はその後も継続され、
とうとう先輩と同じ国際舞台に立つことになりました。
先日、先輩たちが発表練習を見にきてくれましたが
その成長ぶりに驚いていました。
1年生の頃は教え子でしたが、今は同じ環境研究班のファミリー。
教え子から身内の妹分となりました。
3年間の取り組みを世界の皆さんに知ってもらえるチャンス。
緊張するとは思いますが、喜びを感じて舞台に立ってほしいものです。
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神様お願い

2022年08月04日 | 研究
水の国際大会の第1回目の審査は金曜日。
オンラインで行われるので、発表者以外の4名が
パソコンなどで彼女たちをサポートします。
当然発表者はスピーチ内容が一字一句頭に入っていますが
サポートメンバーはそこまでの完成度はありません。
そこで彼女たちのスピーチとスピーチ原稿を照らし合わせて
パソコンの画面を切り替えていくことになります。
さてフローラの流儀に面白いものがあります。
それが大会のたびにクリアファイルを配布する習慣。
発表原稿やレポートの他に旅程など大会ごとに配布されるので
春先に渡したファイルはあっという間に満杯。
終わったら資料は捨ててもいいのですが、
年内はまだ使う可能性があるので残しておきたいもの。
そこで新しいファイルの配布となります。
頑張った人ほどファイルが増えていく。これが流儀です。
今回のオンライン発表も同じ。サポートメンバーにファイルが配られました。
そのひとつが緑色のファイル。なんと「I」の文字がLED になっている
TEAM FLORA PHOTONICSのオリジナルロゴが入ったファイルです。
これは確か環境システム科に移籍した際に40冊ほど製作したもので
最後の1冊だけが偶然残っていたのです。
環境班第1回生が使って大活躍したファイル。
今回はこの大先輩のファイルに原稿を入れてサポートすることにしました。
いよいよ明日は本番。うまくいくよう先輩にも神にもお願いするしかありません。
そういえばフローラは花と春と豊穣を司る女神。
彼女たちのスピーチをきいてきっと微笑んでれるはずです。
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名久井水産高校

2022年08月04日 | 学校
別名「名久井水産高校」。
10年に1度、馬淵川が大氾濫を起こすため名付けられた
不名誉なニックネームです。ところがどうでしょう。
2009年にフローラが結成され今年で14年目ですが
今まで2回の大きな氾濫に遭遇しています。
なんだか間隔が短くなってきています。
さて氾濫すると低い位置にある農場は水没。
いつも水が引けて1ヶ月以上は全校生徒でその復旧にあたります。
リンゴなどは一旦水没しても水が引けると
いつもと同じように見えるのですが、
呼吸できなかった果実はまもなく腐敗し始めます。
したがって生徒みんなで美味しそうなリンゴをもぎ取り
廃棄する作業をしなければなりません。
農業を学ぶものにとってこれが最も辛い作業です。
昨日の大雨で川幅はご覧の通り広がりました。
情報では左側に見える鮭の孵化場が、撮影後まもなく浸水したようです。
名農の被害はこれからチェックされますが
今回はなんとか大きな被害は免れたと思われます。
しかしこれからが台風シーズン。
昭和、平成、そして令和と時代は移っていますが
南部町はいまだに水害に脅かされています。
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