花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

きれいに片付けお盆を迎えましょう

2022年08月11日 | 研究
1学期に取り組んでいたトマト栽培。
水耕ながら高糖度という矛盾にチャレンジしてきました。
難問は節水という最初のアイデアに
水の供給時間ともう一捻り加えることでクリア。
なかなか面白いものを見せてもらいました。
さてまもなく旧暦のお盆となります。
名久井農業高校ではお盆期間中は完全に閉庁。
つまりお正月同様、学校に入ることはできなくなります。
2022年は8月12日から15日までの4日間。
そこでお世話になったトマトの栽培装置をきれいさっぱり片付けることにしました。
この装置は今から1年と数ヶ月前、
フローラハンターズに入ったばかりのあるメンバーが製作したものですが
別の実験にチャレンジすることになったためお蔵入り。
でも3年生となり最後となる実験では
フローラみんなにとってなくてはならない装置となりました。
片付け前の最後の調査は根の長さや重量比較。
根を水に浸して育てるよりもミストで供給した方が
根が伸びているような気がします。
少ない水分を一生懸命に集めようと伸長したのかもしれません。
2年間でちょこちょこと集めた一発芸はこれで3つ目。
この成果は秋の科学技術アイデアコンテストに応募しようと考えています。
さあ忘れ物はありませんか。
まもなく学校に鍵がかかります。
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染料植物

2022年08月11日 | 学校
この植物の名前を知っていますか。
濃い緑の植物ではなく、中央に見える明るい薄緑色の植物です。
特徴はハート形の4つの葉が四方についているところ。
そして触ってみるとわかるのですが、茎が円形ではなく四角いところです。
この植物の名前は「アカネ」といいます。
根を掘り出して染めるときれいなピンク色になることから、この色を茜色といいます。
茜染めは飛鳥時代からあり、日本で最も古い染色といわれいます。
江戸時代、この地域は南部藩でしたが
南部絞りという染色生地を幕府などに献上していました。
南部絞りとはこの地域特産の紫根染め、茜染めをさすそうで
今でも染色を行なっている工房があるようです。
そういえば名農のすぐそばには「あかね」という地名もあります。
今では考えられないほど身近にあった植物なのかもしれません。
さて、かつてフローラは藍の生葉染めを数年行っていました。
しかしこのアカネでは染めたことがありません。
今の時期、名農のキャンパスでは
勝手に生えてくる雑草として探すと比較的簡単に見つけることができます。
機会があったらチャレンジしてみたいものです。
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