花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夢は見るものじゃない

2022年08月17日 | 
今年、久しぶりに栽培してみた世界一小さな「マイクロトマト」。
やっと最初の一果が収穫されました。
鉛筆と比べてみるといかに小さいかがわかります。
グリーンサラダはもちろんですが、
ヨーグルトやアイスクリームのうえにトッピングしたら
きっと可愛らしい「映える」絵になるはずです。
さてTEAM FLORA PHOTONICSは
今までこのような実験的栽培を何度かトライしてきました。
最初はもちろん「白いリンゴ」。いまだにこのを超える
インパクトあるプロジェクトは出て来ません。
次は機能性食用菊やブルーベリー、コゴミ。
光でポリフェノール量を高める栽培です。
面白いのはセロリ。セロリ嫌いのメンバーが独特な匂いを
光で消すアイデアはユニークでした。
さらに光で渋柿の渋を抜く技術や光でカブやタマネギの可食部の肥大を
促進させる技術、遮光することで生食可能なふきにする技術は秀悦でした。
逆にやりそこねたものもあります。温暖化が進んで来たので
青森でもイチジクの露地での経済栽培をしようとか、
お茶を栽培してフローラオリジナルのティーを作ろうというアイデアは計画止まり。
でもイチジクは青森でも実験で栽培可能なことがわかっています。
とんでもないのが種無しアケビの育種。理化学研究所とお付き合いしていた頃、
お願いしてアケビの種子にイオンビームを照射したら
バナナのように種無しになるかもと期待していましたが、タイミングが悪く計画倒れ。
こちらはもう実施できないでしょうね。
チャンスなんてすぐ消えてしまいます。機会を逃さずトライしてください。
「夢は見るものじゃない。叶えるものなんだ」
ミヒャエル・エンデの言葉です。
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チキンです

2022年08月17日 | 環境システム科
昨日から始まっているボランティアに取り組む高校生たちの全国大会。
今年は東京の新宿住友ビルで開催されます。
環境班はTEAM FLORA PHOTONICSとして2017年に1回、
2019年はBubble BoysとTreasure Huntersの連合チームとして出場しています。
さらに昨年の2021年はFlora Huntersが出場。チーム結成して最初の賞をいただきました。
2021年こそコロナでオンライン大会でしたが、
2017年はさいたまスーパーアリーナ、2019年はパシフィコ横浜。
いずれも大きな大きな会場でした。
今年はビルということでどうなるのかと思いましたが
会場MAPを見るとたくさんのブース。
今年も約100団体が一堂に会して行えるぐらい大きなビルなんでしょうね。
残念なのがこの中に名久井農業高校の名前がないこと。
せっかく予選と通過したのにコロナにビビって辞退してしまったからです。
よく見ると同じ青森県の農業高校仲間はみんなブースがあります。
きっとチキン野郎といわれているかもしれません。
でも参加年をよく見ると、2年に1回という
不思議なルーティンになっていることに気がつきます。
実は参加しない年は水の国際大会に出場している年なのです。
つまり応募すらしていません。おそらく国際大会の準備に忙しく、
それどころじゃなかったのかもしれません。
このルールに基づくと、今年は参加しなくてもいい年のはず。
でも応募したのはストックホルムに行く二人以外のメンバーにも遠征させたかったから。
そして、もしかしたら環境班の活動がこれで最後になるかもしれないからです。
さてこの大会はYoutubeで配信されています。そちらでも拝見しましょうか。
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