花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

特許と引き換え

2011年11月28日 | 学校
この研究はチームの最新研究のように見えますが
実はすでに1年前、彼らによってすでに発見されていました。
当時分析を依頼した県産業技術センターからは
「柿にどんな処理をしたのか?」と連絡があったほど
強いインパクトがあったようです。
一時期、特許取得を目指すか?という話も出たので
結果を公開しないで今まで伏せておきました。
しかしメンバーの特許出願するよりポスター発表やテクノ愛に挑戦した方が
良いとの判断で今回の発表公開となりました!
だからこそグランプリ受賞はチームにとってうれしいものでした。

コメント (2)

シックス・センス

2011年11月28日 | 学校
光で渋を抜くのは全国例がありません。
したがって理論を確かめるには実際にやってみる必要があります。
はたして何日で抜けるのか?
実験方法は簡単、食べて調べるしかありません!
それを担当したのはモルモットになってくれたチームの男子3名。
まだ渋い柿を食べては何回も悲鳴をあげ悶絶しました。
だからこそ渋が抜けた時はみんな大はしゃぎ。
食べかけの柿をもって先生方にも食べてもらおうと飛び出して行きました。
さらに驚くとこに、体を張った研究を続けた結果、
彼らにはどの柿が渋くないか見ただけでわかるようになりました。
第6の新たな危険察知能力が身についたようです。

コメント (2)

何かもってます!

2011年11月27日 | 学校
大会終了後は最終審査に残った全員で記念写真。
これは高校の部で、男子は工業高校の生徒たちです。
大学のグランプリは京都大学の学生さんで
発表のために留学?しているオーストリアから
昨日帰ってきたばかりだそうです。
コンピュータを使って漢字をアートにする
センスあるシステムを作り実演してくれました。
名農は高校の部でグランプリと3位。
副賞の出る3位までにしっかり入るところが彼女らのすごいところ。
何かもってます!
それもなんだかいっぱいもってます!!
それでは気になる副賞は?
詳しくはテクノ愛2011のホームページをご覧下さい。
コメント (2)

町家の中は近代ホール

2011年11月27日 | 学校
テクノ愛の長時間に渡る発表が終わると17時ぐらいから
審査結果が出るまで簡単な立食パーティーとなりました。
大学生と高校生、それに教授陣などの関係者が入り乱れて
お互いの内容について楽しく談笑しています。
ここで新しいアイデアが生まれることもあるようです。
会場になったのは京都らしい町家風の落ち着いた木造家屋。
ところが中に入ったらこれまた手頃な大きさのお洒落なホールでした。
こんなホールがいろいろあって羨ましい限りです!
コメント

発表順位9番「光による柿の渋抜き法」

2011年11月26日 | 学校
こちらは純粋に3年生だけで昨年から取り組んできた研究です。
ここでも時々紹介しましたが、ある波長の光を当てることで
柿の渋が抜けてしまう現象を発見したので
新しい柿の渋抜き法に利用できないかという技術提案です。
もちろんこの現象はチームが初めて発見しました。
なぜなら光で渋が抜けるという資料や文献は私たちが探しても
特許を扱う発明センターが探してもないからです。
地元の妙丹柿ではお湯やアルコールで抜くよりも
食味を損なわないのが魅力です。
テクノ愛は発表時間よりも質問時間の方が長く
いつも息苦しいピリピリした空気が流れます!
しかし彼女らの発表後は、なぜか笑いが絶えない和んだ空気になりました。
教授陣や飛び入りの一般見学者の柿に関する意見交換が自然と始まり
いつのまにやら楽しい柿について思い出を語る会になったのです。
これも今年唯一の食べ物に関する発表のなせる技かもしれません。
コメント (4)