教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

北朝鮮の真意

2010-12-14 00:00:20 | 経済/経済/社会
北朝鮮が砲撃をしてからというもの、
ずいぶんといろんな人が北朝鮮の憶測についての持論を展開している。

ある人は
「対応誤れば制御不能になる危機的状況」
といい、またある人は
「坊ちゃんの後継体制を軌道に乗せる狙い」
といい、別のある人は
「日/米/韓からの譲歩を引き出す作戦」
という。

これらどれを見てもビミョーに筋違いな気がするのはわたしだけだろうか。
遅ればせながら、ここでわたしの持論を展開してみたい。



北朝鮮の行動を推測するにあたり、重要なことが2つある。

1つ。
北朝鮮は韓国とおなじ朝鮮人であること。

2つ。
日本が韓国に甘いのと同じ意味において、韓国は北朝鮮に甘いこと。

実はこれを理解していれば大概の北朝鮮事情は推測できてしまう。



北朝鮮が砲撃を行った。

民間人に死者が出るところまでやるのはやや意外感がある。
だが韓国領土内への砲撃自体は大して意外性があるものではない。
事実、この前も魚雷で韓国の軍船を沈めているし、これまでも韓国軍と銃撃戦を定期的に行っている。
ある意味いつものことなのだ。



北朝鮮は戦争をしたいのか?

否である。
全面戦争になったら確実に負けるのを知っているからだ。
これはアメリカが韓国の後ろにいるからであって、韓国が恐ろしいわけではない。

では、なぜ戦争になりかねないような砲撃を行ったのか?

それは絶対に戦争にならないことを知っているからだ。
それには2つの理由がある。

1つ。
これまでも韓国とは銃撃戦を行っている。
そして北朝鮮は、単発の攻撃だけであって次の打ち手につなげるつもりがないことを示してやれば、韓国はキホン口だけで何も報復しやしないことを知っているからだ。
今回だって、韓国は報復の砲撃を行ったが、北朝鮮の軍事施設は全く被害を受けていないし、さらに追加で何かやるという気配は感じられない。

2つ。
いまはアメリカは戦争したがっていない。
もともとアメリカは戦争大好きだが、イラクとアフガンの2つもかかえているために、どちらか1方でも片付かないかぎり、北朝鮮と戦争したがりはしない。
北朝鮮はそれも知っている。

その証拠に、北朝鮮は在韓米軍基地には絶対に攻撃しない。
そんなことをしたらアメリカがブチ切れて全面戦争になる可能性が高いし、そうでなくてもアメリカは北朝鮮の使った一億倍の予算を投入して一瞬にして一万倍の報復をしてくるに決まっているからだ。



では、戦争する気もないのに、何が目的で砲撃したのか?

これは朝鮮人の習性を見ればよくわかる。
ようするに韓国を観察すればよい。

韓国は無視されるのを異常に嫌う。
日本人なら
「俺は勝手にするからほっといてくれ」
と言うところだが、韓国人はそういう性質のものではない。

韓国人のかまってチャンな性癖は日本人では理解できない。
我々は、韓国人は日本人ではないということを理解しなければならない。

北朝鮮はどうか。
ちょっと前までの北朝鮮に対する外交は
「あいつムカつくから経済制裁して無視しようぜ」
というものだった。

それが北朝鮮を著しくいらだたせた。
なぜかというと、韓国人と同じくらい北朝鮮はかまってチャンなのだから。

さて、無視された北朝鮮はどうするか?

それも韓国人がどうするかを考えれば自然に解が出てくる。

韓国人は、自分が相手の子分であることを認めないかぎり、絶対に相手の言い分を聞かない。
今の韓国の親分は中国であり、かつては大日本帝国やアメリカだった。
韓国は子分だったその当時だけは今では考えられないほど従順だった。
今でも中国に対してはあきれ返るほど従順である。
(韓国人は日本の外交をしてアメリカの犬と嘲笑するが、それは自分の顔を鏡で見てみたまえというところだ)

そしてその逆もしかりで、韓国は中国以外の言うことは絶対に反発する。
だから今の韓国は反米運動が盛んだし反日運動も盛んである。

従順でない相手にはトコトンまで反発する。
たとえ自分が損をしようとも相手に損害を与えられるならばそちらを選ぶほどにひどい。
自分が少しゆずることでお互いに利益を共有するという考えはそこにはない。
(いまの大統領は多少マシで理性的にモノを考えられる人物だが、前大統領の盧武鉉はまさにこれだった)

対して北朝鮮。

日米韓は北朝鮮の核問題と拉致問題の回答がないことにいらだっている。
その回答がない報復として経済制裁を行っている。
ふつうに考えれば、核兵器開発から手をひいて、その見返りにエネルギーと食料の援助を得たほうが得策に見える。
しかし北朝鮮はそうはしない。
なぜそうしないかというと、韓国ならそうしないのは明らかだという意味においてそうしないのだ。



ならば北朝鮮はどう打って出るのか?

それも韓国人がどうするかを考えればよろしい。

韓国人は日本人に無視されていると気がつくと、何としてでも日本の気を引こうとする。
たとえ嫌われると頭の片隅では気付いていようとも。
日本に対してイヤガラセをしようとも。
ウソをついてでも。

それが韓国人である。
そしてそれがますます嫌韓の日本人の心象を損ねる。

では北朝鮮。
北朝鮮はアメリカや韓国に無視されていると気がつくと、何としてでもアメリカや韓国の気を引こうとする。
しかし(中国の子分だとは認めているかもしれないが)北朝鮮はアメリカや韓国の子分だとは認めていないので、自分が少しゆずることでお互いに利益を共有するという考えはありえない。
だからイヤガラセをして気を引こうとする。

そこは「だから」では続かないような気がするが、ツジツマは間違ってはいない。
小学生が好きな女の子の気を引こうとしてイヤガラセをしてますます嫌われるのと同じ行動原理だと理解すればよろしい。

先に述べたように今回の砲撃では戦争には絶対にならないと確信しているので、アメリカや韓国に対するイヤガラセとしてはもってこいなのだ。



北朝鮮は幼稚である。

イラクのサダムフセインやベネズエラのチャペスなどと同じように見えるが、それは全く違う。
フセインやチャペスは狡猾だ。
同じ先鋭的反米でもそこそこ切れる外交をする。
しかし北朝鮮はそんなものとはレベルが違うほど幼稚であり、ふつうの国家の成す損得勘定もできないほどのクズ国家でありクズ民族である。

いくらマジメに北朝鮮の内部動向を推測しようが、実態はこんなもんなはずだ。



今回の件は単なるイヤガラセなので、ほっといてよろしい。
韓国としては、韓国が日常的に日本にしている程度の定期的なイヤガラセをされるだけの被害で済む。
韓国が日本に対するイヤガラセを絶対やめないのと同様に、このままなら北朝鮮は韓国へのイヤガラセは絶対やめないだろう。
日本としては、バカ(北朝鮮)とバカ(韓国)が勝手にいがみ合っているだけの話であり、高みの見物をしていればよろしい。

もし本当にダマらせたいのなら、アメリカが出てきて
「次やったらマジで戦争してでもやめさせるぞ!」
と凄んでやれば良いだけの話だ。



ついでに言うと。
北朝鮮に対して1つだけ要望がある。

被害が出ないかたちで日本の領土上にミサイルを着弾させてほしい。
もしそうなれば、日本は未来永劫にわたり北朝鮮に対する支援を断る良い口実になる。