http://www.impulsedriven.com/shiraoka
http://jin115.com/archives/51737279.html
かつてアメリカには、ギャルゲーをギャルゲーとも思わないようなトンデモ作品があると紹介したことがある。(※1)
それと同時にタイのギャルゲーも紹介したわけだが、そのアメリカ人のゲームプロデューサーににタイ人のツメの垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいの出来映えだった。
アメリカのギャルゲーは日本より20年以上は遅れていると断言できる出来映えだった。
しかし!
そこはさすがのアメリカ人。
1度敗北を喫すれば、必ず敗北した理由を分析し、次は必ず負けないように周到かつ狡猾に準備してくる。
それがアングロサクソンの最も優れたところだ。
そう、アメリカのギャルゲーは生まれ変わった。
ギャルゲーらしくなって帰ってきた。
すでに20年のうち半分は取り戻したであろう出来映えを引っさげて帰ってきた。
それが「Shira Oka: Second Chances」なのだ。
トレーラームービーを見てみよう。
さすがに我が祖国の英知を結集したギャルゲーには多くが及ばない。
しかし、それはギャルゲーのキホンをおさえて作られている。
清楚な正統派ヒロイン風、ハデなライバルヒロイン風、年上のお姉さん風、近所に住む幼なじみの同級生風、口数の少ない年下のツンデレ風・・・もはやヤツらはギャルゲーの何たるかを魂で理解したと判断しても間違いない。
かつて作られたエイリアンかのごとき顔をしたヒロインのギャルゲーとはうって変わり、なかなか可愛らしくできているではあるまいか。
少なくともわたしが描いたよりはマシな絵をしているではないか。
日本が独走的地位にあるものはほとんど唯一無二となってしまった最後の砦である萌え産業。
それすらも白人国家でさえ理解し自ら作ってみようとしている。
これがどれだけ日本にとって重要なことなのか、予測するだけでも難しい。
・・・なのに石原慎太郎ときたら、マンガやアニメばかりを敵視して積極的に排斥しようとするなんて、あまりにも愚かなるかな。
【※1】
アメリカのギャルゲー, タイのギャルゲー
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090806