2010年におけるクソゲーオブザイヤーの大賞が決まった。
何に決まったのかというのは↓公式サイトを参照されたし。
http://koty.sakura.ne.jp/index.php?%A5%C8%A5%C3%A5%D7
今年は例年にない特別な特徴がある。
それは・・・
ただつまらない。
それに尽きる、ようだ。
かつてはこうではなかった。
大賞に選ばれた作品は、どんなバグをもものともせずに遊ぶ目の肥えたクソゲーソムリエ達をも唸らすだけの特別な出来映えを具えていた。
大賞作をニコニコで見れば、その大賞に選ばれるに足る驚愕の事実を楽しめた。
そう、
それをクソゲーと思わずにワクワクして発売日に買い、
「なんだこりゃ~!」
といって一人憤り壁に叩きつけ、
そして暫く後に
「やっぱりこんなクソゲーをプレイして楽しめるのはクソゲーソムリエ上級者の俺だけなんだよな・・・」
と一人悦にひたりつつもさらに酷いバグや仕様を探しにかかる。
そしていつの間にやらクリアしていた。
そんな、初心者オコトワリ的な通好みの楽しみ方を提供してくれるのが大賞作だった。
しかし!
今回は違う。
クソゲーソムリエ達を唸らせるだけの出来映えを具えたバグや仕様があるわけではない。
ただつまらない、それだけで選ばれた。
ある意味においてクソゲーとしては近年稀に見るガッカリな年であったのではなかろうか。
ゲームにバグがある。
しかも致命的である。
それはよしとしよう。
我々が求めているのはバグの根絶ではない。
バグがあったとしてもモノともせずに遊べてしまう熱狂であり、バグを利用した製作者の思いもよらない方法によるテクニカル攻略であり、バグをネタに好事家の同志諸君と盛り上がることである。
バグがあったとしてもモノともせずに遊べてしまう熱狂というと、例えばロマンシングサガやルナティックドーンIIであり、
バグを利用した製作者の思いもよらない方法によるテクニカル攻略というと、例えばドラクエIIIのランシールを利用したチートであり、
バグをネタに好事家の同志諸君と盛り上がることというと、例えばスーパーマリオの無限増殖や壁抜けである。
人は、ゲームが好きであればあるほど、より致命的なバグがそこにあろうと楽しんで遊ぶのだ。
今回とりあげたものは家庭用ゲーム版であるが、修羅の国と呼ばれるエロゲ界はこんな生易しい世界ではない。
それを買う者に対し、家庭用ゲーム機では考えられないような突如とした絶望やそれをプレイすると決心する勇気を求められる。
世界は広い。
実のところ、ちょっとバグがあってクソゲーだと罵られるくらい大したことではない。
酷いバグがあることが理由とされクソゲーオブザイヤーに選ばれることは、決してただ不名誉なだけの事ではない。
それだけ人を楽しませたということを誇りに思えばよろしい。
しかし!
ただつまらないというだけで選ばれた大賞作品はそれははたしてどうなのか?
今回は近年稀に見るほど理由の重たい受賞であろう。
何に決まったのかというのは↓公式サイトを参照されたし。
http://koty.sakura.ne.jp/index.php?%A5%C8%A5%C3%A5%D7
今年は例年にない特別な特徴がある。
それは・・・
ただつまらない。
それに尽きる、ようだ。
かつてはこうではなかった。
大賞に選ばれた作品は、どんなバグをもものともせずに遊ぶ目の肥えたクソゲーソムリエ達をも唸らすだけの特別な出来映えを具えていた。
大賞作をニコニコで見れば、その大賞に選ばれるに足る驚愕の事実を楽しめた。
そう、
それをクソゲーと思わずにワクワクして発売日に買い、
「なんだこりゃ~!」
といって一人憤り壁に叩きつけ、
そして暫く後に
「やっぱりこんなクソゲーをプレイして楽しめるのはクソゲーソムリエ上級者の俺だけなんだよな・・・」
と一人悦にひたりつつもさらに酷いバグや仕様を探しにかかる。
そしていつの間にやらクリアしていた。
そんな、初心者オコトワリ的な通好みの楽しみ方を提供してくれるのが大賞作だった。
しかし!
今回は違う。
クソゲーソムリエ達を唸らせるだけの出来映えを具えたバグや仕様があるわけではない。
ただつまらない、それだけで選ばれた。
ある意味においてクソゲーとしては近年稀に見るガッカリな年であったのではなかろうか。
ゲームにバグがある。
しかも致命的である。
それはよしとしよう。
我々が求めているのはバグの根絶ではない。
バグがあったとしてもモノともせずに遊べてしまう熱狂であり、バグを利用した製作者の思いもよらない方法によるテクニカル攻略であり、バグをネタに好事家の同志諸君と盛り上がることである。
バグがあったとしてもモノともせずに遊べてしまう熱狂というと、例えばロマンシングサガやルナティックドーンIIであり、
バグを利用した製作者の思いもよらない方法によるテクニカル攻略というと、例えばドラクエIIIのランシールを利用したチートであり、
バグをネタに好事家の同志諸君と盛り上がることというと、例えばスーパーマリオの無限増殖や壁抜けである。
人は、ゲームが好きであればあるほど、より致命的なバグがそこにあろうと楽しんで遊ぶのだ。
今回とりあげたものは家庭用ゲーム版であるが、修羅の国と呼ばれるエロゲ界はこんな生易しい世界ではない。
それを買う者に対し、家庭用ゲーム機では考えられないような突如とした絶望やそれをプレイすると決心する勇気を求められる。
世界は広い。
実のところ、ちょっとバグがあってクソゲーだと罵られるくらい大したことではない。
酷いバグがあることが理由とされクソゲーオブザイヤーに選ばれることは、決してただ不名誉なだけの事ではない。
それだけ人を楽しませたということを誇りに思えばよろしい。
しかし!
ただつまらないというだけで選ばれた大賞作品はそれははたしてどうなのか?
今回は近年稀に見るほど理由の重たい受賞であろう。