教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

アイマス2はファンにどう見えたのか

2011-02-26 00:18:37 | オタネタ全般
アイドルマスター2が発売された。

特に発売延期などおきなかったため、外部からみれば開発自体は比較的順調に進んだのだろうと思われる。
しかし、発売に至るまでの間、ファンの間にはその出来映えについてさまざまな不安と憶測が飛び交った。

そしてアイマス2が正式に発売された今、改めて問いたい。

果たしてファンにどう見えたのだろうか?



実のところ・・・
考えあぐねたあげく、わたしはアイマス2を買うのをやめた。

アイマス2が期待通りの出来映えなのか、
はたまた危惧していたとおり期待はずれなのか、
良い意味で想像とは違うものだったのか、
または悪い意味で想像とは違うものだったのか、
それをわたしに語る資格はない。
それは希望と恐怖の狭間を彷徨いながら発売日に買った者のみが語るべきものだ。

では、買った者はどう言っているのか?

ニコニコには悪くないペースでプレイ動画が上がっている。
それらは主としてステージ上の歌や踊りを見て楽しむ無加工のものだ。
判断の根拠をそこにとるならば滑り出しは悪くないと言っても良い。

それなら大変良いことだと祝おうではないか。

しかし。
シナリオにはかなり物議を醸し出すものもあるようだ。
それは一部のファンにとってはアイマスの正規の続編と謳われていることを受け入れがたいと思うほどにまで強い拒絶を感じるようだ。

それら感想を見て、わたしは大変悲しくなった。



こういう経緯をたどるゲームは昨今では少なくない。

メーカーの肝いりで発売される、ファンの間で大変評価の高かったメジャータイトルの続編。
しかし、その完成体を見たファンは
「自分の待っていたものとは違う!」
「こんなものを続編とは認めたくない!」
そういわれる作品。
有名なもので言えば、ネトゲ至上最高クラスの廃人支持率を誇っていたFFXIの続編にあたるFFXIVである。

発売前、ファンは待ちわびていた。
発売後、ファンは苛立ちを露にした。

発売前にはあれだけ盛り上がっていたのに。
発売後には作品の誹謗中傷をして少しでも憂さを晴らすことに対してのみ、皆が団結していた。

これは非常に不幸なことである。



アイマス2はそうなってほしくない。

アイマスのコミュニティーは、ほとんど例外的にといってもいいくらい、作品への誹謗中傷が少なかった。
2chに代表されるように、ネット上の匿名でのレビューはタダのゴミ溜めだと言われる中においてさえ、アイマスのコミュニティーはファンの優しさに包まれていた。

しかし。
今やそうではなくなっているのかもしれない。

これまでアイマスのコミュニティーは、バンナムの粋な計らいと雰囲気を大事にするユーザーの気配りによって維持されてきた。
これらは他のゲームでは考え難い貴重な無形資産である。

それが今はどうか?

一部のユーザーはバンナムの計らいに対して裏切られたと感じている。
その憤りを口にすることでコミュニティーの雰囲気が害されている。
アイマスのアイマスたる根幹の部分が、いま目の前で剥がれ落ちて崩落しかけている。

わたしはそれが大変悲しい。
我々は既にあの貴重な無形資産を失ってしまったのか・・・。






後日追記:

↓続編記事を書きました。

http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20110305