教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

キン肉マンの超人はPWM制御である

2011-04-07 05:03:04 | 科学
キン肉マンの超人は○○万パワーだとかの説明がよくついている。
たしかこれ、馬力と同じ単位だったように記憶している。

Wikipediaによると、1仏馬力は 735.49875 ワット。
1仏馬力は1パワーだと仮定。
バッファローマンは1000万パワー。
人体のエネルギー効率はだいたい25%で、75%は熱にかわる。

ということは・・・
735.49875×(1000×10000)×(1-0.25) = 5.5×10^9。
つまりバッファローマンは5.5ギガワットもの発熱を発生させる。
(ちなみにこの計算は○○万パワーというのを超人の消費する仕事率であると仮定して換算しているが、超人の出力できる仕事率であると仮定して換算しなおすとさらに発熱は増える。)

じつはこれ、福島第一原子力発電所の原子炉6機の合計出力にほぼ等しい。

ということは・・・。
バッファローマン1人で福島第一原子力発電所のフルパワー発電量と同等の熱を発するということだ。
バッファローマンのあのサイズでそんなに発熱したら、一瞬にして蒸発するどころの話しではなく、恐らく核融合までおきるだろう。



これはSF的にありえない設定なのか?

たしかにあえりえない。
けど、それは違う。

単にそういうくだらん揚げ足をとるのは趣味ではない。
ツジツマがあうようなヘリクツを考えよう。
SFの考察としてはそのほうが断然おもしろいからだ。



で。
どうやったらバッファローマンは蒸発せずに済むのだろうか?

このヒントは超人の○○パワーというのは馬力と同じ単位であることに隠されている。

馬力というのは単位時間あたりの仕事である。
ようするに持続時間についての規定がない。
つまり、バッファローマンの5.5ギガワットの発熱は連続出力であるとは限らないわけだ。

たとえばの話だが。
バッファローマンは常にフルパワーで運転させることはできない仕様になっている。
とあるごく短い時間だけフルパワーを出力させ、のこりの一定時間はOFFにすることで、平均電力を可変させることができるようになっている。
こういうONとOFFの時間の比率を制御する方式のことをPWM(Pulse Width Modulation)制御という。

つまり、キン肉マンの超人はPWM制御なのだ。



これ、はたして単なるヘリクツなのだろうか?

いや。
光学の分野を見てほしい。

世の中にはフェムト秒レーザーというものがある。
このレーザーは持続時間が数10~数100フェムト秒しかない。
しかしギガワットもの出力を得ることができる。

おっと。
バッファローマンと同じ桁じゃないか!

ほら、キン肉マンの超人はPWM制御説はあながち間違いではないだろ?