教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

東電いじめについて

2012-09-03 00:11:19 | 経済/経済/社会
昨今、世界中で大規模停電のニュースを聞く。
南アフリカ、インド、韓国、ロシア、などなど。

実はこれらの国に共通することがある。

それは・・・
電力価格が政治によって異常に安い値段に固定されていることだ!



そうするとどうなるか?

電気屋は、老築化した既存設備の更新は後回しにしつづける。
電力の供給側の増強もしない。

そりゃあんた、大規模停電になるのは当然じゃん。



韓国は、過剰な輸出振興政策によって電力価格が異常に安く設定されていて、誰がやっても絶対に黒字化できないほどの状況らしい。
電力価格が安すぎるおかげで庶民は浴びるようにエアコンを効かせ放題ですごし、そのおかげでなお電力が不足するという、OINK的な悪循環に陥っている。

インドは、まえの日経BPにあった記事だが、発電所の9割が飛んでもおかしくないという説もあるようだ。
飛びそうだから銀行も融資できず、そのせいで発電所も増設されない、そんな悪循環に陥っている模様。

ロシアは、自分で決算をしらべたところ、発電屋はそこそこ儲かっていて老築化した既存設備の更新を急いでいるようだが、送電屋が全く儲かっておらず、そのせいで世界で最も悪い電力事情に甘んじているのではないかと想定される状況にある。
ロシアは何十年も前に100万ボルト送電を実用化したという送電分野にかけては技術力のありそうな国なのだが、なんだかいろいろおかしい。

南アフリカは、ひところは発電所が絶対的に足りないといっていたが、細かいことまでは知らん。
そんなに需給バランスが崩れているなら発電所建てればドル箱になるんじゃないかと考えがちだが、たぶん政府の介入で発電では商売にならんような規制になっているんじゃないかと思われる。



安定株というとインフラ株。
インフラ株というとほぼ電力株。
原発事故がおきる前までの日本はまさにそうだった。

しかし。
電気屋が安定しているとも限らんのが新興国の実情のようだ。



これは単なる新興国の話だろ?
我々には関係ないよね?

・・・と思うかもしれないが。

これは、新興国だからという理由ではなく、電気屋をいじめすぎたからという理由によって起きた問題と思われる。

いまの日本は東電をいじめるのが一大トレンドになっている。
とくに左翼系は東電をいじめるのが使命だとでも勘違いしているご様子も伺える。
逆にわたしからみれば東電いじめは左翼臭がプンプンするため近寄りがたいほどだ。

あんまりやりすぎると日本も大規模停電おきるようになるかもよ?