前から全くわからん事がある。
なぜサムスンの携帯が売れるのかという点についてだ。
(ただし日本は例外的な状況だが。)
iPhoneが売れるのはわかる。
今さらSymbianの携帯が売れないのもわかる。
同じ意味において今さらBlackBerryが売れないのもわかる。
国内勢は海外で売る気がないっぽいのでワールドワイドのシェアが壊滅的なのもわかる。
しかし!
なぜAndroid陣営でサムスンの携帯が突出してシェアを持つのかが全くわからん。
正直なところ、あんなアカラサマなパクり商品を高い金出して買う気には全くならん。
サムスンのアレはちょっとアイデアを借りたというレベルではなく、なるべく同じになるように努力してデッドコピーしたという状況でなければああはならない軽蔑すべき醜態だ。
その点においてはモトローラ(とはいっても実質Google)とは雲泥の差があるし、HTCと比べたとしてもHTCのほうが遥かにマシだと感じる。
仮にアカラサマなパクり云々をなしにしても、サムスンに比べてHTCが苦戦している原因がわからん。
スペックを見比べても決定的なところがあるとは見抜けなかった。
Androidによって携帯はPCのごとく差別化の難しいコモディティー的な商品にかなり近づいた。
したがって、独自路線が支持されているiPhoneはともかくとして、いまA社の携帯だから次もA社の携帯にしたいというようなインセンティブは昔に比べたら消滅しかかっているだろうと思われるのだが、どうなんだろうか。
(らくらくホンや防水性能のモノは別かもしれんが)
世評では、Android陣営は儲かってないと言われる。
それはあの会社の規模で考えたら信じられないくらい高い利益率を誇るアップルと比較するから悪く見えるだけの話だ。
決算を見ればサムスンの携帯機器部門はそんな悪くない利益率を出しているのはわかる。
HTCも株価はさんざんだが事前の印象に反して実は案外悪くない。
ノキアとRIMの自滅によってサムスンは漁夫の利を得たのも要因の1つだが、Android陣営全てにそれは共通する。
そうなるとますますわからん。
同じことはARMのCPUコアにも言えるような気がする。
(今はもう持っていないが)かつてARMの株を買おうとしたとき、コアの性能の優位性を調べたのだが、見比べても決定的なところがあるとはとうとう見抜けなかった。
細かいところをいえば、
ARMはRISCなのにシフト演算こみのCISCっぽい命令があって効率がいいとか、
MIPSにだけは64bitコアがある(当時)とか、
SHはCISCだけど浮動小数点命令があるとか、
Power PCも競合になりえそうだが、
でもやっぱり決定的なところはわからんかった。
ARMは中立だったことと、非常にいい関係でTSMCと協業できたこと、これが幸運に作用したらしいという事はわかった。
MIPSは、ARMに対する優位性を聞かれて、(当時)ARMにはない64bitコアがあるとととライセンス料が安いことを挙げていた。
MIPS 株のほうが一見割安だったがそれを見てMIPSはもうダメだと思って当時切った。
この判断は今見ても正解だった。
ルネサスだって、コア自体の優劣はマイコンの優劣にはほとんど関係ないなどと言っていた。
これから得られる結論は、ハイテク業界でさえ、技術力よりも営業力のほうが会社の成功を左右するということだろうか・・・。
実際、
「何でもいいからAndroidのスマホくれ」
と言うと、日本以外ではサムスンになるんだろうしさ。
もし今のスマホの事情が変わるとすれば、
ますますコモディティー化がすすんで中国製の安っすいのが標準になるとか、
Androidが特許問題で敬遠されたスキをついてウィンドウズフォンでノキアが返り咲くとか、
何かビジネスのルールが変わるような転換が起きる必要があるのだが・・・
こればっかりはさらにわからんとしか言いようがない。
なぜサムスンの携帯が売れるのかという点についてだ。
(ただし日本は例外的な状況だが。)
iPhoneが売れるのはわかる。
今さらSymbianの携帯が売れないのもわかる。
同じ意味において今さらBlackBerryが売れないのもわかる。
国内勢は海外で売る気がないっぽいのでワールドワイドのシェアが壊滅的なのもわかる。
しかし!
なぜAndroid陣営でサムスンの携帯が突出してシェアを持つのかが全くわからん。
正直なところ、あんなアカラサマなパクり商品を高い金出して買う気には全くならん。
サムスンのアレはちょっとアイデアを借りたというレベルではなく、なるべく同じになるように努力してデッドコピーしたという状況でなければああはならない軽蔑すべき醜態だ。
その点においてはモトローラ(とはいっても実質Google)とは雲泥の差があるし、HTCと比べたとしてもHTCのほうが遥かにマシだと感じる。
仮にアカラサマなパクり云々をなしにしても、サムスンに比べてHTCが苦戦している原因がわからん。
スペックを見比べても決定的なところがあるとは見抜けなかった。
Androidによって携帯はPCのごとく差別化の難しいコモディティー的な商品にかなり近づいた。
したがって、独自路線が支持されているiPhoneはともかくとして、いまA社の携帯だから次もA社の携帯にしたいというようなインセンティブは昔に比べたら消滅しかかっているだろうと思われるのだが、どうなんだろうか。
(らくらくホンや防水性能のモノは別かもしれんが)
世評では、Android陣営は儲かってないと言われる。
それはあの会社の規模で考えたら信じられないくらい高い利益率を誇るアップルと比較するから悪く見えるだけの話だ。
決算を見ればサムスンの携帯機器部門はそんな悪くない利益率を出しているのはわかる。
HTCも株価はさんざんだが事前の印象に反して実は案外悪くない。
ノキアとRIMの自滅によってサムスンは漁夫の利を得たのも要因の1つだが、Android陣営全てにそれは共通する。
そうなるとますますわからん。
同じことはARMのCPUコアにも言えるような気がする。
(今はもう持っていないが)かつてARMの株を買おうとしたとき、コアの性能の優位性を調べたのだが、見比べても決定的なところがあるとはとうとう見抜けなかった。
細かいところをいえば、
ARMはRISCなのにシフト演算こみのCISCっぽい命令があって効率がいいとか、
MIPSにだけは64bitコアがある(当時)とか、
SHはCISCだけど浮動小数点命令があるとか、
Power PCも競合になりえそうだが、
でもやっぱり決定的なところはわからんかった。
ARMは中立だったことと、非常にいい関係でTSMCと協業できたこと、これが幸運に作用したらしいという事はわかった。
MIPSは、ARMに対する優位性を聞かれて、(当時)ARMにはない64bitコアがあるとととライセンス料が安いことを挙げていた。
MIPS 株のほうが一見割安だったがそれを見てMIPSはもうダメだと思って当時切った。
この判断は今見ても正解だった。
ルネサスだって、コア自体の優劣はマイコンの優劣にはほとんど関係ないなどと言っていた。
これから得られる結論は、ハイテク業界でさえ、技術力よりも営業力のほうが会社の成功を左右するということだろうか・・・。
実際、
「何でもいいからAndroidのスマホくれ」
と言うと、日本以外ではサムスンになるんだろうしさ。
もし今のスマホの事情が変わるとすれば、
ますますコモディティー化がすすんで中国製の安っすいのが標準になるとか、
Androidが特許問題で敬遠されたスキをついてウィンドウズフォンでノキアが返り咲くとか、
何かビジネスのルールが変わるような転換が起きる必要があるのだが・・・
こればっかりはさらにわからんとしか言いようがない。