http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120906-2047.html
1人あたりの借金の額を色で表したのが↑これ。
見てわかるとおり、先進国はほぼ全て赤い。
対して、緑が集中しているのがアフリカ。
(灰色は統計情報が不足していて表せないという意味と思われる)
これを見てどう判断するか?
アフリカはみな健全財政で、アジアでもっとも健全財政なのはパプアニューギニア、とでも言えばいいのだろうか?
否。
借金できるだけの信用が無いから誰も貸してくれないと言ったほうがよかろう。
たとえば、
パチンコ依存症の大学生Aさんの借金は300万円。
三菱東京UFJ銀行の借金は160兆円。
どっちが健全なのかと問うのと同じことかもしれない。
別の見方をしてみよう。
公的債務の対GDP比で見ると↓こうなる。
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/rankorder/2186rank.html
1位は貫禄のジンバブエ。
その座を奪還せんとする僅差で2位の日本。
意外な伏兵として現れた3位のセイントキッツ・ネイビス。
絶賛崩壊中の4位ギリシャを圧倒的な強さで引きはなす3巨頭の強さは尋常ではない。
10位にシンガポールが登場してようやくマトモそうな国が登場する有様だ。
この上位3名の共通点は何だろうか?
セイントキッツ・ネイビスなんて国名、今はじめて聞いた。
なのでジンバブエと日本を比較してみるか。
ジンバブエというとハイパーインフレ。
ハイパーインフレでジンバブエは絶賛崩壊中。
・・・というのが一般のイメージなわけだが。
アフリカ諸国との格の違いを見せつけられたジンバブエの現状
http://gigazine.net/news/20120310-zimbabwe-us-dollar/
実はそうでもないようだ。
ジンバブエドルが消えてなくなったおかげ(?)か、意外なことに経済状態はかなり良いようだ。
よく
「日本もジンバブエみたいになるぞ!」
とあおるヤツがいる。
だが、実はそのジンバブエは案外悪くなかったらしい。
それがうまく回せているならば、借金の大きさなど大して気にする必要もないということか。