今日は、いつものお稽古場で浴衣茶事がありました。
普段おきものを着る機会のない方でも、浴衣だったら気楽に着てこられるということで始まったお茶会です。
本席のお軸。
短冊に蛙の絵が書いてありました。
中廻し(短冊の周り)は日本更紗という布で、表装は反物の絞りの模様のような、めずらしい紙が使われていました。
懐石は夏らしいお料理でした。
懐石の献立
・飯 一文字
・汁 茄子、からし、赤だし
・向付 トマトの煮びたし(冷製)、おくら
・八寸 豆腐味噌漬け、枝豆
・鉢 鰻、きゅうり、シソ
・湯斗
・香の物
鉢で出てきた鰻と湯斗(出汁)で、最後はひつまぶしになりました。
懐石の後は席を改め、千歳盆というお点前で薄茶をいただきました。
写真がなくて残念ですが、焼き物の瓶かけやガラスの薄器など、涼を感じるようなお取り合わせがとてもステキでした。
お菓子は氷が少しのった白玉ぜんざいでした。
お料理もお菓子もすべて手作り、昨日から準備しました。
浴衣ということもありましたが、5月の初風炉の時と違って今回はお役目なしのお客さまだったので、とっても気楽に楽しめたお茶事となりました。