「もろみ」という甘いお味噌があります。
ちょうど5歳か6歳くらいでしょうか
父方の祖母が子宮癌で入院したり、
妹が生まれて、母がてんてこまいの頃です。
発病して人手のかかる私は、
しばらくの間、母方のおばあちゃんの家で
暮らすことになりました。
電車通りに面したその家に
娘盛りの叔母達も一緒に住んでいました。
丸い飯台の上の灯りの明るかったこと!
家族が集まって、あたたかいご飯と
薄切りにしたキュウリにもろみを乗せて
食べていたのを思い出します。
食器がやたらに大きくて
大人を見上げていたのでしょうか、
なんの話で笑っているのか、わからないのですが
みんなの笑顔を浴びて、私はここに居ていいんだと
感じていたような気がします。
おじいちゃんが晩酌をしながら
何かを拾って食べている姿を思い出すのですが
今になって考えてみると、
おばあちゃんがキュウリの上にのせたもろみを
ぽろぽろと落としていたのは、私だったに違いありません。
叱られもせず、子供でいることを
そのまま許されていた日々で
思い出すと、ほんわかします。
もろみ茄子は
「鎌倉のお土産」とお友達からいただきました。
食べたあと、ぴりりと大人の味がして
祖父のお酒のつまみにぴったりだなあ~
と思いました。
ちょうど5歳か6歳くらいでしょうか
父方の祖母が子宮癌で入院したり、
妹が生まれて、母がてんてこまいの頃です。
発病して人手のかかる私は、
しばらくの間、母方のおばあちゃんの家で
暮らすことになりました。
電車通りに面したその家に
娘盛りの叔母達も一緒に住んでいました。
丸い飯台の上の灯りの明るかったこと!
家族が集まって、あたたかいご飯と
薄切りにしたキュウリにもろみを乗せて
食べていたのを思い出します。
食器がやたらに大きくて
大人を見上げていたのでしょうか、
なんの話で笑っているのか、わからないのですが
みんなの笑顔を浴びて、私はここに居ていいんだと
感じていたような気がします。
おじいちゃんが晩酌をしながら
何かを拾って食べている姿を思い出すのですが
今になって考えてみると、
おばあちゃんがキュウリの上にのせたもろみを
ぽろぽろと落としていたのは、私だったに違いありません。
叱られもせず、子供でいることを
そのまま許されていた日々で
思い出すと、ほんわかします。
もろみ茄子は
「鎌倉のお土産」とお友達からいただきました。
食べたあと、ぴりりと大人の味がして
祖父のお酒のつまみにぴったりだなあ~
と思いました。