笑顔浴

優しい時間

北山修「最後の授業」3

2010年08月01日 | Weblog
講義3回目 メモ
裏の心(無意識の心)はいつ表にでてくるか。

私の日常は、与えられた役割を演じながら人と関わる
娘として母と、同僚として仲間と 非常勤講師として学生と
相談員として相談者に関わる。
他にも、上司&部下として、受講生として 患者として 客として 住民として
役柄はいっぱいある。



「素の自分に戻るときがあるとすれば
 旅先の列車で隣の人と語るとき・・」
この人とは、この先たぶん再会しない
この人は、私を深く知らないし
この人を、私は深く知らないので、役割も枠組もまだ無い。
目的の駅につけば、再び役割の顔に戻るのだけど。


「知らない他者と語りながら、思いがけず ふと自分に気がつく。
 僕はこんなことを考えていたのか こんな風に感じるのか。
 カウンセラーとは、旅先の列車に乗り合わせた客のようなもの」
だから、対面しない。

悩みをどうにかしてやろうという野心を抱かない。
ギラギラ観察されて人は本心をしゃべれるものじゃない。
同じ風景を眺めながら、その人をニュートラルにできればいい。



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