笑顔浴

優しい時間

誰のせい?

2010年08月03日 | Weblog
「Sさんの足 見てください」と呼ばれて行くと
 虫さされ だけど、その数が異常に凄くて。

「かゆそうね!病院の塗薬の方が早く治るよ」
 と、ヒソヒソ伝えていると
「ムヒを塗ったけど、ちっとも効かん~」と声がして
 海に遊びに行った ご一行様全員が、同じ症状と知りました。

 そのうち「誰が行き先をきめたんぞ」
「あそこじゃなかったら、みんながひどい目にあわなかった」の声と同時か、
 あちこちで会話が聞き取れないほど騒がしくなり驚く。
 

「悪いのは虫です、誰も悪くない」(もう、そろそろ やめなさい)
 ちょっと静かになったタイミングで・・・

「いや、俺、あやまっとくわ、ホント ごめんな」
「僕も謝ります」「俺もスイマセーン」と 次々と謝罪が続き、またまた驚く。
 (キミタチハ何のツミですか?)


 ミスって犯人にされないように 緊張の連続ではくたびれちゃうし
「●しよう」と提案してくれる人が姿を消すと、つまらないぞ~。


「夏のかゆい思い出」的なトラブルは 何回も体験してきました。
 私の学生時代も もちろん犯人探しになるのですが、たいてい頓挫しました。

「誰が決めたんよ」と責任を問うと、周囲から
「貴女が反対しなかった理由は?」と質問されるし
「こうなるとは、わからなかった」と言い訳すれば
「私もそう。私達に良かれと思ってしたこと」とか
「私達が予防できなかった」反省に落ち着くのです。

 功労者探しも同様に困難で、ハッピィエンドは皆の協力のたまもの。
 誰かだけが賞賛されることはなく、みなさんのおかげです。
 結局、楽しさや嬉しさやトラブルの責任まで
 全員で分けあうから、いろいろ冒険もできて絆も強くなりました。

モンスター親は学校を  モンスター患者は病院を
モンスター社員は会社を モンスター国民は政治を
モンスター家族は家庭を モンスター友人は仲間を
機能不全にしてしまう存在だと 私は恐ろしがっています。

モンスターに変身しそうになったら、どうぞ私を止めてください。

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