金曜日は、四国癌センター病院ボランティアふれあいの活動日でした。
駐車場からちょっと歩いただけなのに、うだるような暑さでしおれてしまいました、
5階に上がる前に ロビーの売店で飲物を買って水分補給です。
背中側のソファーに どなたかがドスンと座って、大きな声が聞こえてきました。
「ごめんよ楽しくない話で。誰かに話したら少しは楽になれるかもしれんと思って。
電話できる人は●●さんと××ちゃんしかおらんけん。
え?子供には心配かけるけん話せんよ。 △さんは忙しそうやし、
旦那は病気のことは医者にまかしとけ!で話し相手になってくれん。
ごめんよ何回も電話して。 部屋で考えよったら おかしくなりそうなんよ、
暗い話でしんどいよね、わかっとんよ・・・」
不安や心配でヒリヒリしていらっしゃるのを感じます
病気の経過や治療の話題は、お知り合いもご主人も わからないでしょうし、
応えられないがゆえに 何度も相談されたら うっとおしくなるのが人情。
もしも 辛さや寂しさや絶望感や心配・不安を訴えることができたとしても
悩みを聴いて、嬉しくなったり明るい気持ちになる人は多くはおりません。
親しい間柄ゆえに 巻き込まれて、苦しくなって 避けたくなるのも人情。
お話の声は続いていましたが 飲み終えて、その場を離れました。
病気になった人の心のケアをするスタッフが、病院にいますし
私達のティーサービスに来られて 話したいことをおしゃべりなさったら、
気持ちのサポートをできるかもしれません。
そんな情報が、あの方に届きますように!
今は、緩和ケア病棟の方だけに ティーサービスしていますが
初めて癌になられた方や、再発を怖れる方々にも
必要なサービスだと私は考えています。
私たちは、人との関係性の中で、困難を乗り越える力を培えるのです。