中国で、古代から天子(帝王)の象徴となっている竜には、
81枚の鱗(うろこ)があって、あごの下の一枚だけが逆さに生えているんだそうです。
普段はおとなしい竜が、なぜかこの鱗に触れると怒り出し、触れた者を殺してしまうので
目上の人の怒りをかうことを、逆鱗に触れる というんですと。
触れて欲しくない事は、どなたにも一つや二つはあって
触れられないように かばっているものです。
わざわざ それに触れるから、殺されかかるわけで、他の場所なら問題は起きないのです。
竜の逆鱗は(81分の1)枚ですが、
一度殺されかかった人は、(81分の81)枚のイメージを抱いて 竜が怖いとおびえます
逆鱗さえ触れなければ、竜は本来おとなしく賢く偉大なのです。
私たちの人間関係を振り返っても
凄く苦手な人がいるとしたら、知らないうちに逆鱗に触れていて、痛い目にあった相手かもしれません。
職場の上司だったら、怖くてもそこから逃げ出せないので
どこに逆鱗があるかよく観察して、よく考えて
逆鱗以外の鱗に 勇気を出して触れてみましょう。
本来は、親しみやすい人かもしれません。
凄く苦手な人がいるとしたら あなたが逆鱗に触れられて激怒した相手かもしれません。
違う話題だったら、気持ちよくすごせるのに!
しつこく故意に触れようとする人は、蹴散らしても
知らずに触れた人は、かなり努力して いつか許してあげられるといいですね。
本来、私たちは強くて優しくできています。
・・・でありますように