落ち込んでいるときは、悪いことばかりが気になります。
自分を過小評価してしまいがちだし
かたくなに殻に閉じこもって、チャンスを逃しているかもしれません。
調子がよくて気分のよいときは、都合の良いことばかり浮かびます。
自分を過大評価してしまいがちだし
注意散漫になって、そのうち痛い目にあうかもしれません。
マイナス思考もプラス思考も、
根拠がない 「心配」や、「不安」
根拠のない「大丈夫」や、「なんとかなる」
であれば、どちらも「きめつけ」
例えば・・・・・
プレゼントを贈ったのに、相手から連絡が来ないとき
すぐにお礼の電話がかかると期待していた私は・・・
「事実」として現状を語るとき、事実の少ないことに気づきます。
プレゼントを贈った(事実) お礼がない(事実)
事実を基にした推理は、十人十色です。
①忙しくしてるのかしら(推測)
②怒っているのかしら(推測)
③当然だと思っているのかしら(推測)
どの推測にするか決まると、こう感じます。
①からは、まあそのうち返事がくるはず。
②からは、嫌がられてたらどうしよう?
③からは、無視するなんて、ひどい!
そして、私の行動も異なります。
①からは、気長に返事を待つ。
②からは、距離を置く。
③からは、責める。
判断材料として過去の事実があります。
その人が過去に 実際に述べた言葉、行動した内容
事実を並べて判断すると、推測で判断するよりも現実的です。
気になって、夜も眠れないくらいなら、連絡します。
そのあとで、今後の付き合い方を決めます。
継続するか、距離をおくか どちらを選んでもよいのです
仕方がないとあきらめて 我慢しつつ継続するのと
これからも交流したいと希望して継続するのでは
二人の関係性に 差が出てきます。
距離を置くことを選んだら、悶々と悩んでいる時間を
新しい出逢いを求める時間に変更です。
大野裕先生が「こころのスキルアップトレーニング」の中で
「自分の考えが役に立つかどうかは、現実の中で初めて判断できます。
私たちが現実に生きていくのに役に立つ考えを「適合的思考」といい
現実に照らし合わせながら判断をするようにします」と
現実を見る大切さを教えてくださっています。