1日のうちに、どれほど選択しているだろう?
朝、意識が回復。あー良く寝た。
起きようか? 否、もう少し寝てようか?
から始まり、
テレビを「今」ONにするか、否、「今」は観ないでおこうとか。
朝食の飲み物は、ミルクにしようか、味噌汁にしようか等と
人生に何ら影響を与えそうにない日々の選択が途切れない・・・
時々、大きな分かれ道で立ち止まり、迷う。
どの学校に進学しよう、どの会社に就職しよう どこでバイトしよう
たくさんの候補の中から どう選べばいいのか・・・
後でやり直して 比較ができないとしたら、もう賭けですな。
「どれでも良い」と言うと、乱暴すぎるかしら?
他者からの提案にも、返答が必要だよね。
「はい」と受けるか、「いいえ」と拒否するか
どっちが得か、どれだけ損するか、
断った先々のことまで 慎重に検討する場合もあるけれど、
義理を果たす場合は、やるしかないわけで選択肢はないよね。
「はい」と提案に従う場合でも、
嬉しいワクワクの「はーい!」もあれば、
本当は嫌だけど仕方がないからの「はい」もある。
いづれにしても、行動の主体は私である。
親の勧めで薬学部を受験したので
「私が選んでないのに」と
しんどくなるたびに 不平不満をブーブー訴えたが
<親の提案に従う>を選択したのは、この私だったわいと
卒業してから、やっと気が付いた次第で。
「先生が私の人生を良い方向に変えてくれた」などと
感謝をいただく日が、ごくごくまれにあるも
「いえ、あなたの人生を変えたのは あなた自身です」と反論する。
私の刺激にどう反応するかは、その人の自由だから。
私なんぞおらんでも、あなたは大丈夫なのである。
これからも、気が遠くなるほどの選択が続いて
私の人生が物語に編集されてゆくとしたら
死ぬ瞬間を、どこで迎えようかしら?
自分で場所を選べるに こしたことがないけど
「選ばず、成り行きに任せる」を選ぶのも、いいか。