笑顔浴

優しい時間

奥の手

2012年03月12日 | Weblog

お久しぶりです。

更新が滞っていても、こまめにご訪問くださりお礼申し上げます。

今朝は寒くて、風も強くて・・・ 最近は転倒していけません。

ボランティア活動に追われ、研修会も立て込んだので、打ち身の痛みは感じなくてすみました。

脳は一つのことしか注目できませんので、

痛みに焦点を当てていたら、さぞかし痛かったことでしょう。

 

先週は、平常点の締め切り日でした。

一人ひとりの「真面目さ」「熱心さ」を私が数字で評価できないので、

授業範囲を整理するプリントワークの半年間の提出率を平常点と決めました。

どんな手段であっても、提出すれば認め、どんな理由であっても、提出がなければ認めない。

平常点が低い人=人間的に価値がない人 と考える必要はまったくない。

と新学期に伝えてあります。

 

95%~100%の学生は、丁寧に正確に毎時間きっちり出してきます。

そこそこ頑張る学生は、まま手抜きで合格。

気が向いた時だけ提出する連中は、60%滑り込みセーフ。

 

締め切り直前の2月になっても0~10%の学生達には「奥の手を、紹介しました。

1 教科書の順番を無視して、高配点のプリントから仕上げて60%を目指す。

2 解剖図が苦手な人はスルーして、表や記述文などの得意分野で60%を目指す

3 友人から助けてもらえるのも能力の一つだから、見せてもらえる人はそれでもOK。

 (ただし、受けた恩は決して忘れず、卒業しても困っていると感じたら必ず助け返すこと)

とハッパをかけました。

 

不合格ゾーンの学生達は大きく2派に分類できました。

なりふり構わぬ瞬発力を持つグループは

他の学生のプリントを借りてきて必死に仕上げました。

あくまで自力で解決し持続力を発揮したグループは

クラスメイトに見せて欲しいと言えないんだろうな~と感じました。

 

それぞれの理由で提出意欲を失っていたのでしょうが

なりふり構わぬボーイズのパワーがあまりに凄かったので

やばい、間に合わせなくちゃいかん!という熱気が漂い

9月から1枚も提出したことが無かった学生まで、1週間で仕上げてきました。

こういうのを、グループダイナミクスの集団圧力と呼ぶのでしょうね。

 

「人生では 誠実な持続力と、なりふり構わぬ瞬発力が共に必要やね~。

どうしよう!!に遭遇しても、簡単にあきらめたらいかんと教えてもらったよ ありがとう」

「先生、俺ら絶対提出できんと思とったろ?」

「うん」

「実は俺もよ! ○さんのおかげよ、ありがとう」

だって。

 

 

 

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