キャリアトランジションサイクルモデル
を提唱した、ナイジェルニコルソンという人がいた。
趣味でも仕事でもボランティアでも家事でも
ワンパターンのプラスのスパイラルを続けるという。
準備段階→遭遇段階→順応段階→安定化段階→準備段階→・・・
準備段階では、恐怖や嫌悪 あるいは楽観・・・「そんな仕事が私にできるのだろうか」
遭遇段階は、実際にやってみても、失敗が続くので不安後悔が広がる・・・「この仕事は私に向いてない 私は情けない人間だ」
順応段階は、慣れてきて、できることが徐々に増え、自信もできてくる・・・「面白い! 楽しい やりがいがある」
安定化段階になると、習熟して、物足りなくなり新たに冒険を企画する・・・「もっと極めたい 今のままではつまらん」
今度の準備段階は、過去の準備段階よりハードルの高いチャレンジである。
うまくできず、辛いのは、
本来、自分はちゃんとできる人間であると考える人だけ
こんなはずはないと抵抗を感じるから辛くなる
だから、辛さをバネに努力してうまくゆく。
「私は駄目だ」という人の半分は自己肯定感の乏しい人。
うまくゆくと、いつもと違うから違和感を感じ、
「やっぱり私は駄目だ」と思えないから、不安に陥る。
「おかしい。この先、どんな不幸に遭遇するのか?
うまくいったかに見えて、実はこれも失敗か罠に違いない。」
なにがなんでも、うまくゆかない状態にしようとするのは
そんな状況が落ち着くのかもしれない。
こうなると、個人の受け取り方次第かなと思えてくる。
だとすれば、毎日上手くいったと思えるにこしたことがないね。