昔々、海外旅行から帰国した時、財布に残った思い出のコイン
フランス人の博士から一緒に仕事をした記念にもらったコイン
友人がお土産と一緒にくれたコイン
いつの間にか、随分たまった。
さて、これらをどうしたものかと考えて
小箱の中身をそっくりユニセフに届けた。
もう一度、通貨として活躍する方が 嬉しいにちがいない。
水を得た魚のように 働く人を知っている。
活き活きと俊敏で、戸惑いが見えない。
眩しいほどに、自信に溢れていて
とても 綺麗だ。
水を得る前の魚のように 働く人も知っている。
苦しさでバタバタと 全身で もがくけど
結局、本来の能力を使えないまま 力尽きる。
とても 切ない。
魚にとっての水が、環境なら
人にとっての水は、どんな意味をもつかしら。