1か月ぶりです、猛暑の中、元気じゃった?
夏休みで退学した人はおらず 私は嬉しい。
卒業までの半年、後半もよろしくね!
「先生、俺、保健の教科書とファイル 忘れた」
そうか、お隣のM君に見せてもらいましょう
M君、申し訳ないけど、どうかよろしく。
学期末には、忘れる人もおるおる
「先生、今日は学期末じゃないでえ」
ああ、そうでした、どうもスイマセン。
教室の後ろの大きな鏡に映ったおばさんの姿に、はっとします。
どこから見ても、心身ともに 立派な60代になりました
後期の範囲は、皮膚の老化や病気の話がメインで、
お客様にアドバイスする時に、役立ちます
でも、皆さんの関心は半年後の国家試験合格だよね~
国試も意識して学びましょう。
来週は前期試験で、復習に時間を使い過ぎてしまい
小テストの時間はとれませんでした。
プリントワークの時間に・・・
1年生の時から 最前列が指定席?の
言葉数は少ないけど、素直な2人。
プリントを配ると、ファイルを開いてくれる。
机の上に 過去のプリントがドバっと流れ出し
それらの上で、本を開いて作業する。
「今使わないプリント、このファイルにとじてもいい?」
「うん」
教科書やファイルに挟んでくれるだけで ありがたいけど
通し番号順で並べると、欠番の有無がよくわかる。
半分くらいは仕上がったページ、白紙のもの、
4隅がシワシワで、シミがついたり、摩擦で印刷が消えかかったページ。
折り紙じゃないよと、とツッコミを入れたいのもあるが
渡した時点で、所有者は彼らであり、自由にして良いのである。
教卓に持ち帰り、黙ってとじて、できたよと差し出す。
「試験前に、小テストの部分を 見直すといいよ」
「うん」
近くの席の学生が、プリントに図を描いたり、教科書の要点をまとめながら
私達のやりとりに、耳を澄ませているのを感じる。
安心せい、
クラスメートを傷つけさえしなければ、
威嚇したり、噛みつかないよ。